「保護者」から「学校サポーター」に!
入力日
2025年5月7日
内容
本校保護者・地域の皆様へお願いです。
「保護者」という呼び方を「学校サポーター」に替えませんか?
もちろん、子どもは大人ではありませんから、親の保護のもと育まれるという意味で、親は「保護者」であることに間違いありません。
しかし、学校内においては自分の子どもを何かから守るという意味での「保護者」という呼称はそぐわない気がしています。
我が子の周りにはたくさんの子どもたちがいます。時にはトラブルやケンカもあるでしょう。そういった一見「マイナス」に思われる出来事から我が子を守りたい心情はよく分かります。時には、心配のあまり、学校に飛び込んでいきたい衝動にかられることもあるでしょう。
実は、そのどれもが大人になっていく上での貴重な学びの場です。親が先回りしてトラブルを回避したり、子ども同士の関係に立ち入って解決を図ったりすることは、結局は我が子の成長のチャンスを奪うことになりかねません(※)。
ましてや、「我が子が正しい」「我が子さえ困らなければよい」といった考えや言動は、「人を思いやる優しさ」「人を赦す寛容さ」「人と折り合いをつける社会性」など身に付けさせたいという親の願いとは真逆のメッセージを我が子に送ることになります。
自分の子どもに精神的・経済的・社会的に「自立」をしてほしいのであれば、また、多様な人たちと折り合いをつけながら笑顔で社会生活を送ってほしいのであれば、自分の子どもが周りの子どもたちと共に成長することを応援してほしいのです。周りの子どもも我が子と同じで、その子の親にとっては唯一無二の命に代えても守りたい大切な存在です。
すべての子どもたちの育ちに「関心」と「愛情」をお願いします。
本日から、学校からの発信も「学校サポーターの皆さん」とします。ただ、周知には時間がかかりますから、しばらくは「学校サポーターの皆さん(保護者の皆さん)」と併記して、皆さんのご理解をいただきたいと思っています。
学校サポーターの皆さん。本校の子どもたちの育ちを、そして、新しい時代に向けた学校改革をどうぞ温かく見守っていただくようお願いします。
※子どもたちに解決を丸投げする「放任」とは違います。また、成長途中の子どもたちですから、緊急に大人が介入しなくてはならないこともあります。学校にご相談ください。
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