「不安・迷いは課題が理解できたからこそ!」!神野さん、ありがとう!
入力日
2025年9月19日
内容
9月13日(土)に東与賀文化ホールで佐賀市PTAの研究大会がありました。
開会行事の後、佐賀学園高等学校吹奏楽部の若さ溢れる楽しいステージが披露されました。「今どきの高校生は‥‥」なんていう嘆きからは程遠い、本当にはつらつとした姿に感動しました。変素晴らしい演奏でした。
その後は、神野元基氏(東明館中高理事長・校長)のご講演がありました。
とても聞きごたえのある内容で、講演後、盛大な拍手が鳴りやまず、その力強い拍手に聴衆の思いを感じました。質疑応答の時間には、フロアーから「早朝から色々と忙しく居眠りするだろうと思ってきたけれど、全く眠気なんか感じなかった。80分がアッという間だった。子育て中の今、話を聴けて良かった」と熱い熱い感謝の言葉が出されました。
後日、講演を聴かれた本校の保護者さんにも感想をお尋ねしてみました。
「今まで子どもに言ってきた言葉が、子どもの主体性を奪う言葉だと分かった。指示や提案はできるだけ控えようと思う。だけど、そんな言葉ばかり使ってきたから、何を言っていいのか分からなくなった」
「これからの時代を生きるということを甘く見ていた。AIの時代はこれまでとは全く違った世界が広がっていくことが分かった。想像もできないから自分の経験談は進路相談などには役に立たないんだと思った」
「勉強ができなくても楽しく学校に通ってくれたらいいと思っていた。間違いではないのかもしれない。ただ、代わりにしっかりと主体性や当事者性を身につけないといけないことが分かった。でも具体的にはどうしたら・・・」
皆さん、神野さんの話に納得しつつも不安や迷いが大きくなられたようでした。
このことを神野さんにお伝えしたら、「当たり前ですよ。だって、教育のプロの先生たちだって、今も迷ったり悩んだりしながら、学んでいるでしょう?悩んだり、迷ったりするのは、課題が理解できたということでしょう。とても大きな1歩ですよ。保護者さんと先生たちが正直に悩みを出し合って、語り合って、学んでいけば、それこそ強いんじゃないですか?」と助言をいただきました。
その通りです。私たち教職員もモデル校として、一つ一つこれまでの当たり前を見直し、新たな学校観・学力観に基づいた学校改革をしていこうと学んでいます。
本校には強力なサポーター(保護者)・地域があります。それこそ、学校と家庭・地域が両輪となれる学校です。とても力が湧いてきました。
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