子ども達の世界
入力日
2025年10月7日
内容
ある日の昼休み終わりの頃の出来事です。
2年生の男子数名が渡り廊下で輪になって、何やら深刻そうな話し合いをしていました。私はそろそろ5時間目が始まることもあって、そのメンバーに「どうしたの?何かあったの?」と尋ねました。
すると、その中の一人のAくんが腕組みをしながら、「昼休みが終わりそうだったから教室に入ったわけですよ。そしたら、教室では女子会があっていて…」と回答が…。私は「えっ?女子会?それで?」と想定外の答えに驚きつつ、続きを尋ねました。その男児は「えっと、話せば長くなるんですけどね…。要するに、男のプライドを傷つけられたんですよ!」・・・だそうです。
私はあどけない2年生の発したワードが、まるで大人のようで、つい吹き出しそうになりました。
しかし、その子たちは、とても真剣な表情です。私は子ども達に失礼になると思って、グッと笑いをこらえ「それは大変だね。どうしたらいいんだろうね」と返しましたが、その声を聞き終えないうちに、また、話し合いが始まりました。
私はそっと離れて、事務室の先生方とその話し合いの成り行きを見つめていました。すると、突然、その輪はほぐれ、みんなで揃って教室に帰っていきました。何かしらの解決策がでたのだと思います。
子ども達の世界って面白いなあとつくづく思った出来事でした。
ちなみに、後で担任の先生にも、このエピソードをお話しましたが、当日の5時間目、喧嘩やトラブルはなかったそうです。
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