
令和3年度始業式及び校長講話全文
入力日
2021年4月7日
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4月6日(火)に本校体育館にて、始業式を行いました。体育館に普通科キャンパス・商業科キャンパスの生徒が一堂に集まり、本校校長から2,3年生へメッセージが送られました。
以下に、一学期始業式での校長講話を掲載しております。
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令和3年度 始業式 2021.4.6
今日から令和3年度の1学期が始まります。
3月末にはこれまでお世話になった先生方とお別れをし、寂しさを感じていましたが、今日は先ほど、新しく赴任された先生方をお迎えしました。明後日8日には190人の新入生も迎えます。皆さんも新たな気持ちで1学期をスタートさせてほしいと思います。
今日は昨年の体育祭以来、初めて在校生が一堂に集まりました。今年度は白石高校の完成年度から2年目を迎え、次のステージへ歩みを進めていきたいと思っています。
具体的には、「選ばれる高校」「あこがれられる白石高校生」を目指したいということです。
勉強、資格取得、日々の部活動や大会、生徒会活動、ボランティア活動、気持ちのいいあいさつ、地域とつながる魅力ある高校づくり活動。誰もが白石高校生、頑張っているねと声をかけ、みなさんたちの出身の中学生が先輩を見て「私も白石高校に入りたい」と思えるような学校を目指したいと思います。
さて、ここからは各学年に伝えたい事があります。
新2年生のみなさん、白石高校に入学して1年が経ちました。今ここで、入学した当初を思いだし、何を学びに白石高校に入学してきたかもう一度振り返って下さい。「初心忘るべからず」です。
人は誰でも新しい節目を迎えたとき「今年こそは頑張るぞ」とか、「今度こそは・・・」と決意を新たにします。しかし、立てた目標すら忘れて、いったい何をしていたのだろうと後悔することがあります。残念ながら私も例外ではありません。
2年生のこの1年間は、勉強、部活動、学校行事に全力投球できる時です。何かの理由をつけて先延ばしや困難なことから逃げないで、自分の目標、しかも少し高めの目標をいかにクリアするか意識を高く持って行動してもらいたいと思います。
「今日できることを明日に延ばすな」ということわざがあります。今日学ぼうとしないで明日からという言い訳を自分自身にしないと約束してください。そうすれば一回り大きく成長できると思います。
一昨日、東京オリンピックの水泳競技でメドレーリレーの代表に内定した池江璃花子選手は白血病との闘いという逆境の中でいかに意識を高く持ち、口では言い表すことができないほどの努力をされました。「努力は必ず報われる」と彼女が言った言葉は感動と重みがあるものでした。
新3年生のみなさんはいよいよ最終学年です。「まだ1年間ある」と思っている人はいませんか?進路希望を実現するためにはもう時間はそんなにありません。これからの過ごし方次第で志望する進路希望が実現するかどうか、将来に大きな影響を及ぼします。
就職希望の人は、9月16日から入社試験が始まります。その前に7月1日から求人票が届きますから、あと3か月ほどです。早めに担任や進路担当の先生に自分から積極的に話をするようにしましょう。
進学希望の人も同じです。様々な大学、短期大学、専門学校があり、入試方法も様々で今、変革の時期を迎えていますから、正確な情報収集が大切です。担任、進路担当の先生と綿密に話をしてください。
また、3年生は高校生活最後の1年を上級生としてリーダーシップを発揮し、充実あるものにしてほしいと思います。体育祭、そして今年から文化祭も心ひとつに合同で行います。
すべての人に時間は平等に与えられています。でも時間は有限です。使い方は皆さん一人ひとり次第です。「継続は力なり」時間と才能を無駄にしない毎日を送ってください。
最後に、白石高校として両キャンパスの生徒の皆さんがより一体感を持って活動する時間を増やしていきたいと考えています。1週間に1日はAC校時として同時間帯で動く日を設定します。後日教務からお知らせします。
気持ちいい挨拶、ホスピタリティー(互いを思いやる)精神をもってこの1年間をスタートしましょう!
佐賀県立白石高等学校校長
岸川 美和子
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