
令和3年度2学期表彰式、終業式
入力日
2021年12月28日
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12月24日(金)、2学期表彰式、終業式をオンライン配信で実施しました。
表彰式ではボクシング部の九州大会での入賞、新聞部の全国総文祭の入賞など多くの部活動、県一斉模試の上位者、「高校生税の作文」入賞と、たくさんの生徒が表彰を受けました。
また終業式では、岸川校長先生が以下のように訓示を述べました。
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今日、令和3年度2学期終業式を迎えました。
合わせて、令和3年もあと1週間で年末となります。
昨年から新型コロナウイルス感染症の拡大により、学校を取り巻く環境も大きく変化し、いろいろな制限を受けました。昨年度はこれまでできていたことができなくなったことの辛さと、当たり前と思っていたことが実はそうではなかったことがわかり、できていたことへの感謝を感じることができました。
しかし、今年度は昨年に比べてできることが多くなり嬉しく思いました。
2学期初めは第5波で非常に心配しましたが、合同の体育祭はじめ、いろんな大会も開催され、生徒のみんなの頑張りは驚くべきものでした。表彰式では13の部活動とその他5つの部門で両キャンパス合わせて計164人の人に賞状を手渡すことができました。
県下一斉模試においても成績優秀者79人の人を表彰することができました。これはすごいことだと思います。当人はもちろん、仲間や同級生、同じ白石高校生としてこんなに輝かしい活躍が見られたのは誇らしいことです。
そして、明後日12月26日(日)も京都で全国高校駅伝競走大会が行われ、佐賀県代表として女子陸上部の生徒のみなさんが京都のまち(都大路)を走り抜け、全国で白石高校の赤いユニフォームを目にすることができるでしょう。一緒に応援しましょう。
さて、そんな白石高校で共に学んでいる皆さんにこの2学期末に伝えたい2つの言葉があります。ダイバーシティ(Diversity)とインクルーシブ(Inclusive)です。
最近、全国でいじめや自殺など痛ましいニュースが報道され、聞くたびに耳をふさぎたくなる思いをしています。
ここ白石高校では皆が毎日学校へきたいと思える学校作りをしたいと思います。それは生徒、先生一人ひとりが自分のこととして考えないといけないことではないでしょうか。
そのことを伝える言葉がダイバーシティとインクルーシブです。
ダイバーシティ(多様性を認める)
・自分にとっては当たり前で、相手にとっての当たり前でない事柄が何なのかを認識し、
互いに違いを認め合おう (違う価値観や考え方を持つ人材一人ひとりの能力やスキル
が認められ、組織の中で個人が生かされることが大切)
・伝えたいことを言葉にする、コミュニケーションを取り、相手を理解しよう
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このことが多様性を受け入れることに繋がります。
インクルーシブ(排除しない)
・あらゆる人が孤立したり、排除されたりしないように援護し、社会の構成員として
包み込むようにしよう
・他者が自分と違うからと言って否定してはいけない
・その人の良いところを見つけ、それを認めよう
言葉はコミュニケーションとしてとても大切です。言葉は人を元気づけることもできるし、刃にもなりえます。その言葉で人を傷つけないようにしましょう。私にも短所がいっぱいあります。でもコミュニケーションをとることで学校や組織の中で助けられています。
この2つの言葉は先日新生徒会の役員のみんなにも伝えました。これからの学校生活の中でキーワードとして頭に入れておいてほしいと思います。
これから新型コロナウイルス感染症の第6波も心配されます。冬休みも体調に気をつけて過ごしてください。