PUSHコース研修講話(6年生)
入力日
2024年12月16日
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令和6年12月16日(月)6年生児童を対象に、PUSHコース研修講話を開催しました。この日は、福岡記念病院の日下医師、唐津赤十字病院の長嶋医師、熊本看護師ほか「唐津PUSH」の皆様を講師に招き、研修を行いました。
PUSHプロジェクトは、胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAED(自動体外式除細動器)の使い方の普及を通じて、突然倒れた方を救命できる地域づくりを目指すもので、市内では「唐津PUSH」という組織が、この理念のもと、PUSHコースという研修を、3歳児から成人までを対象に推進されています。
また、学校で行うPUSHプロジェクトを「学校PUSH」として、次のような目標を掲げてあります。
・学校教育に実践的な救命教育(心肺蘇生やAEDの使用方法など)を導入する
・学校の先生が自ら救命教育を行える環境作りをサポートする
・小学校から、心肺蘇生やAEDの使い方を繰り返し学べる学習環境を整える
・実践的な教育を行うことで心停止に遭遇した際、何らかの行動を起こせる人材を育てる
学校PUSHは、命を大切にする教育活動として、全国的に広まりつつありますが、九州での実践事例は少なく、今回、成和小学校で行われるPUSHコース研修講話は、唐津市内の小中学校では初(佐賀県内でも初)の先進的な取組となっています。将来的には、PUSHコースを通して、地域(公民館)と学校と医療(日赤)を結ぶ「成和トライアングル」として連携を継続し、成和小学校全体で取り組む教育活動、ひいては唐津市内の学校への広がりを目指しているものです。
この日は、日下医師、熊本看護師の指導のもと、「あっぱくん」という心肺蘇生の学習キットを活用して、児童が、胸部圧迫やAEDの使用方法などの体験学習に取り組みました。