安全集会
入力日
2026年1月30日
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この成和小学校では、今から31年前、悲しい事件が起こりました。平成7年1月31日、午後3時ごろに、成和小学校1年生の男の子の大切な命が奪われました。当時、7歳の男の子でした。命を奪われることがなければ、今38歳、立派な大人になっていたことでしょう。男の子は、下校途中、知らない男の人の暴力に合い、大切な命を失くしてしまいました。大きな大人に小さな大切な命を奪われたのです。男の子のおうちの方も、とても悲しく、くやしい思いをされ、その頃の成和小学校の子どもたちや先生方、そして地域の方々も、涙にくれました。このようなことは二度とあってはなりません。そのために、この成和小学校では、毎年この時期に、安全集会を行っているのです。
成和小学校では、最近、大きな事件・事故に、皆さんが巻き込まれるということはありませんが、「ドキッ」とすること、「冷やっ」とすることは、時々あります。夕方暗くなってから、学校に電話がかかってくることがありました。「うちの子が、まだ学校から帰ってきません・・・。」とても不安そうな、おうちの方の声です。また、さっきまで一緒に勉強していたお友達が、いつのまにか教室を出て、どこに行ったか分からなくなってしまうことがあります。先生達が知らない間に、学校の外に出てしまっていたこともあります。
「事件に巻き込まれているのかな。」「どこかで倒れていないかな。」と、おうちの方も先生たちも心配で、必死に探し回ります。幸い、今までは、事件や事故ではなく、無事におうちや学校に帰ることができています。しかし、気をつけておかないと、いつ、命にかかわるできごとがおこるかもしれません。
あなたの 大切なものは何ですか?
ゲーム? お金? 勉強? 習い事? ペット? 友だち?
先生? 家族? 命?
ほぼ全員が「命」に手を挙げます。なぜ命は大切なのでしょう? 命が大切な理由を3つ考えました。
1つめは、命はなくなると、もう2度と戻らないからです。人は死んだら、生き返ることはないのです 。ゲームのようにリセットはできないのです。
2つめは、命がなくなると、本人が一番悲しいからです。これから先、辛いこともあるかもしれませんが、それよりも楽しいことは山ほどあります。でも、死んでしまったら、何一つできません 。
3つめは、命がなくなると 家族や友だち、学校の先生方、地域の方々が悲しむからです。特に、家族は、悲しくて悲しくて毎日泣いて過ごすでしょう。そして、大切な我が子をなぜ守れなかったのかと、いつもいつも自分を責め続けるのです。大事な大事な命です。たった1つしかない命です。自分の命は自分で守るのです。そして、自分の命と一緒に、ほかの人の命も大切にしましょう。いじめは絶対に許しません。悪口や暴力はいけません。ズボン下ろしも絶対にしてはいけません。 交通ルールを守って登下校します。
30年前のような、命を奪われるような悲しい事件が、もう二度と起きないように、2つのことを伝えます。
まず、学校の決まりを守るということです。危険な場所に行かない・近づかない。また、子どもだけで校区外へ出かけません。バスや電車には大人と一緒に乗ります。知らない人について行きません。どんなに誘われても、何か上げると言われてもついて行ってはいけません。家に帰る時刻は守ります。そして、行先を言わずに勝手に教室や学校を飛び出してはいけません。皆さんはまだ、自分で大きな危険から身を守る力が十分にないから、このような「きまり」があります。だから、この「きまり」をしっかりと守ることは、皆さんを危険から守ることにつながります。
二つ目は、地域の人に、しっかり挨拶をすることです。「挨拶のある街には、不審者はいない」と言われます。挨拶には怪しい人物を遠ざける力があるのです。皆さんが、もし登下校中に、困ったり危険な目に遇ったりしたときに、挨拶をしている地域の人には、助けを求めやすいはずです。また、地域の人も、皆さんがいつもと違う様子だと、「おや、おかしいぞ」「だいじょうぶかな」「何か困っている?」という目で見てくれるのです。
「学校のきまりを守る」「しっかり挨拶をする」
この2つを心がけ、成和小の一人一人が、自分の命は自分で守ることができる子供でいてください。

