安全集会
入力日
2025年1月31日
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この成和小学校では、今から30年前、悲しい事件が起こりました。平成7年1月31日、午後3時ごろに、成和小学校1年生の男の子の大切な命が奪われました。当時、7歳の男の子でした。命を奪われることがなければ、今37歳、立派な大人になっていたことでしょう。男の子は、下校途中、知らない男の人の暴力に合い、大切な命を失くしてしまいました。大きな大人に小さな大切な命を奪われたのです。男の子のお家の方も、とても悲しく、くやしい思いをされ、その頃の成和小学校の子どもたちや先生方、そして地域の方々も、涙にくれました。
このようなことは二度とあってはなりません。そのために、この成和小学校では、毎年この時期に、安全集会を行っているのです。あのような悲しい事件が、もう二度と起きないように、児童には2つのことを伝えています。
1つ目は、学校のきまりを守るということです。危険な場所に行かない、近づかない。また、子どもだけで校区外へ出かけません。バスや電車には大人と一緒に乗ります。知らない人について行きません。どんなに誘われても、何か上げると言われてもついて行ってはいけません。家に帰る時刻は守ります。きまりをしっかりと守ることは、皆さんを危険から守ることにつながります。
2つ目は、地域の人にしっかり挨拶をすることです。「挨拶のある街には、不審者はいない」と言われます。挨拶には怪しい人物を遠ざける力があるのです。皆さんが、もし登下校中に、困ったり危険な目に遇ったりしたときに、挨拶をしている地域の人には、助けを求めやすいはずです。また、地域の人も、皆さんがいつもと違う様子だと、「おや、おかしいぞ」「だいじょうぶかな」「何か困っている?」という目で見てくれるのです。
この2つを心がけ、成和小の一人一人が、自分の命は自分で守ることができる子供でいてください。