学校長あいさつ

 

 

成章中学校ホームページへようこそ

  

 

令和4年4月から着任しています、校長の江浦 伸昌と申します。

 

 伝統ある成章中には平成22年度から24年度まで、教頭としてもお世話になりました。当時2代目の旧校舎から、エレベータ付きの現在の校舎への引っ越しを行った思い出は、今でも鮮やかな記憶に残っています。

 成章中の歴史は佐賀市では最も古く、昭和22年4月、新制度(六・三制)中学校の発足を受け、同年5月3日に佐賀市立第一中学校として誕生しました。開校5年目に、校名を佐賀市立成章中学校と改称しました。

 校名の由来は、中国の論語「斐然成章(斐然(ひぜん)として章(あや)を成す)」(荘子)から引用されたものです。斐然も章も模様が美しいさまを意味しており、40周年記念誌には、輝く歴史と伝統を縦糸に、個々の力が創り出す創造への意志と努力を横糸に、学業も含め、物事を美しく成し遂げる学校と紹介されていました。

今、令和の時代。生徒一人一人が、自己の良さを追求しながら、集団の中で、自らの良さを発揮することを縦糸に例えます。その縦糸に美しい模様を織りなすように、仲間の良さを生かすことを横糸とたとえます。縦糸と横糸が、完成度の高い物事を成し遂げるように協働することが、令和の時代の章(あや)を成すことだと考えます。

生徒にとって学校とは、「自分だけでなく、周りの人も幸せにする力を磨く場所」です。

 学校で学ぶ意味は、年齢の近い同世代の人間と直接触れ合い、様々な教科等の課題解決を通して人間理解を学ぶことにあると考えます。

 対話型や生成型のAIが開発され急速に広まっている令和5年は、2045年と予想されたシンギュラリティが早まったことを予感させます。

そうした中だからこそ、人類がさらなる幸せを享受するために、学校での人間関係の学びと、その成果として、仲間との絆や人間愛を確立することが、必要になってきたと多くの人が認識するところでしょう。

 令和5年度は、全校生徒462名。各学年4学級編成、特別支援学級7学級、通級指導教室2教室、その他日本語指導教室でのスタートとなりました。

 多様な生徒を迎え、「誰も、孤立感に陥らない仲間になること」を教育活動の基盤に、さらに一歩進めて、成章中に集う仲間が「絆感」(集団の中で居場所のある安心感。仲間から馬鹿にされないいじめらない仲間への信頼感、仲間を助けたいと思う思いやり、多様性を認める人権感覚)を共有し、生徒全員の最大限の成長を目指してまいります。

 保護者様、地域の各位におかれましては、成章中の教育を、向上させるために、さまざまにご意見、ご指導を承りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

令和5年4月 成章中第33代校長 江浦伸昌


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