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西郷体操
入力日
2021年9月13日
閲覧数
3,201
独特のリズムに合わせて踊っています。
一回踊った後は,ぐったりなるのも分かります。
西郷体操の由来を説明します。
前教育長で現神埼郷土研究会事務局長の田代高規先生にお教えいただいたものです。【以下引用です】
西郷体操「太神楽」について
現在,西郷小学校の体育大会で踊られている「太神楽」は,約40年前の昭和58年頃にできた。
その当時,神埼町の川副敏文教育長から,「学校教育に,地域の歴史や伝統文化を取り入れよう」という提案があった。このため,神埼・西郷・仁比山それぞれの小学校の体育主任が集まって,体育大会のプログラムに取り入れることを決めた。そして,神埼小は「みゆき大祭」,仁比山小は「御田舞」,西郷小は「太神楽」を題材とする独自の体操を創作した。
そのとき,西郷小体育主任は平川達也先生である。平川先生は,太神楽の地元尾崎地区に行き,実際に太神楽を踊ってもらって,どういう動きを取り入れるか研究された。完成するまでに,1年以上かかったそうである。なお,伴奏曲を録音するに当たっては,音楽主任の千々岩(旧姓園田)浩子先生にも協力していただいた。
※太神楽は,櫛田のみゆき大祭に奉納する獅子舞で,尾崎西分と尾崎東分地区が交代で出演する。みゆき大祭は2年に一度,4月初めの土曜日,日曜日に開催される。
今から650年以上も前,将軍足利尊氏が書いた文書にも太神楽のことが書かれており,歴史ある伝統芸能である。昭和41年,「佐賀県重要無形民俗文化財」に指定された。
太神楽の出演者数は総勢約150名で,棒術(保育園児)15名,ササラ(小・中学生女子)33名,もらし(小学生男子)16名,めずり(中学生男子)10名,大太鼓(成人男子)8名,笛(成人男子)17名,獅子方(成人男子)31名,大宮司1名,花籠2名,太神楽旗1名,唄頭取,頭取などとなっている。
最近は少子化や人口減少のため,その人数を確保することが難しくなってきている。長い歴史と伝統を伝えていくのは大変な苦労を伴うが,地区住民にとっては大きな誇りである。