学校長メッセージ

「一隅を照らす」

                          校 長  高尾 和範

 

 今年度より、佐賀県立小城高等学校に校長として着任いたしました高尾和範(たかおかずのり)です。どうかよろしくお願いします。

「一隅を照らす、此れ則ち国の宝なり」

 これは、比叡山延暦寺の開祖である最澄の言葉です。その意味は、「それぞれの分野や場所で努力を重ね、そこで輝く人こそ尊い国の宝である」というものです。

本校では、特色ある学校づくりの一環として平成8年から「オンリーワン」活動に取り組んでいます。これは、生徒一人一人が自分の興味・関心に従い、自分の輝ける場を探して、それに向かって努力する活動です。つまり、「一隅を照らす」ための活動です。一人一人では、「一隅」に過ぎないかもしれませんが、それが集まることで学校全体を、国全体を、そして世界を輝かせる光になるはずです。その「宝」となる生徒の育成に努めてまいります。

さて、本校は、今年度、創立126年目を迎える歴史と伝統を誇る学校です。これまでこの学び舎を巣立った数多の同窓生が、県内はもとより、国内外で活躍されています。

校訓は、「創意Originality」・「挑戦Great Challenge」・「誠実Integrity」で、その精神を踏まえた教育活動を実践しています。また、本校では、本校創立以来、受け継がれている精神「文武一途」を奨励し、勉学と部活動の両立に励んでいます。

さらに、ボランティア活動にも積極的に参加するなど、地域社会に貢献できる人材の育成にも力を入れています。

夢や希望に満ち溢れた多くの生徒が、本校で新たな歴史を築いてくれることを期待しています。

最後になりましたが、本校の教育活動に対して、保護者の皆様や地域の皆様にご理解とご協力をいただき、御礼申し上げます。今年度もよろしくお願いいたします。


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