校長室から

 

『ようこそ相知中学校ホームページへ』

   本校は昭和22年に開校し、70年以上の歴史を持つ伝統ある中学校です。

 平成28年度に校舎の大規模改築工事が終了し、機能的で新しい学び舎にて、令和5年度は全校生徒159名(特別支援2学級を含む8学級編制)が学んでいます。

 

 相知の地名は「逢う地(あうち)」からきているとも言われています。松浦川、厳木川、平山川、伊岐佐川の四つの川が「逢う地」、あるいは佐賀道と伊万里道、二つの道が「逢う地」が由来だそうです。その「逢う地」で職員や生徒、保護者や地域の方と出会えたご縁を大切にしながら、様々な教育課題に対するこの地ならではの「特殊解」を探していく所存です。

 

 本校の学校教育目標は「しなやかに生きる力を身に付けた生徒の育成~自分らしく・あなたらしく~」です。「しなやかに」とは、芯の強さを持ちながら、柔軟さを合わせもっていることを言います。

 心も体もしなやかさを身に付けることで、自分らしく生きることができるようになる、そしてあなたの周りの友達や先輩・後輩が自分らしく生きようとすることを応援できる人になってほしい、そんな願いを込めています。

 子ども達には5つの目指す生徒像を折に触れて伝えています。

 

 ① 自分と周りの人を大切にできる生徒

 周りの人の気持ちを考えながら自分の気持ちも上手く伝えられるようになってください。

 ② 美しいものに感動する生徒

 登下校の道に咲いた花、空にかかる虹、部活動で流す汗、友達の発した言葉、図書室の本の中にあったフレーズ、授業中の真剣なまなざし、ピカピカに磨かれた廊下など、美しいものはいつもあなたのそばにあります。見ようとしなければ見えない美しいものに気付けるようになってください。

 ③ 学ぶことを楽しむ生徒

 学ぶことは苦しいことではありません。でも誰かからさせられる学習では、きっと苦しくなります。発想の転換をしましょう。新しい知識が増えれば…、うまくできるようになれば…、納得できる作品が仕上がれば…、きっと楽しくなります。楽しめるか楽しめないかは自分次第。自分から学びをつかみにいきましょう。

 ④ 未知に挑む生徒

 やったことのないこと、これまでやろうとしなかったことにひるまず挑戦しましょう。きっと新しい自分を発見できます。そして挑戦しようとしている友達を心から応援してください。

 ⑤ 夢を語れる生徒

 夢を語れるようになってください。
 将来なりたいものはなんですか?
 将来、どんな大人になりたいですか?
 周りがどう思うかなんて気にせず、言葉にしてください。
 1年後、それが変わっていてもいいのです。今の自分が考えていることを言葉にしましょう。
 友達の夢を聞けたら、精いっぱい応援しましょう。

 

 このような子ども達の姿を目指しています。

 

 歌声の響く相知中学校には生徒会歌なるものがあります。約半世紀前、当時の生徒会によって作られた歌が、今も毎月、生徒朝会のときに歌い継がれています。多くの先輩が歌ってきたように…。

 

 地域の方や多くの先輩方に見守られながら相知中生の毎日があります。伝統を受け継ぎ、そしてしなやかに生きる生徒を育むため、全職員で大切なお子様をお預かりします。

 どうぞよろしくお願いします。

 

令和5年4月着任 唐津市立相知中学校 校長 牛草 美佳


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