風土・民情の特色

風土・民情の特色

 本校校区は,福岡県と佐賀県の県境に接し,海岸より8kmほどの山間部にある。 従って,平地に乏しく耕地は概ね丘陵傾斜の地を開拓したもので耕作反数は少ない。面積の70%が山林で占められ,かつて,造林事業が成功して村の財源を豊かにした。このことは,立地条件に恵まれたことと,村民の勤勉と努力によって植林が続けられて「七山杉」を生み出したためのものである。また,みかんの栽培は,この地区の基幹産業となり,近隣地区はもとより,遠く福岡県まで出荷する現状である。

 区域内を流れているのは,玉島川の上流で,水清くアユの名産地として釣り人に親しまれ,その豊富な水量は,水力発電にも利用されている。また,近年「地域おこし」も盛んに行われ,七山の自然を生かした「渓流まつり」や「国際渓流滝登りin七山」など全国からも注目を集めている。

 気候は,山間の高地(本校所在地標高130m)の特徴を備え,夏季はわりあい涼しいが,冬季は,寒気厳しく積雪のためバスの運行停止となることもある。

 本地区の民情は,テレビその他のマスコミの影響を受けてはいるが,やはり純朴質実で,特に協同の精神は,地域おこしの基礎となっている。また,教育には関心が高く熱心で幾多の人材を輩出している。


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