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学校だより
入力日
2022年1月27日
内容
明日,新入学児童 保護者説明会を実施します。
今回は学校だより替わりとして,説明会でのあいさつをアップロードしました。
ご あ い さ つ
令和4年1月28日
校長 佐々木 講吉
「才能を磨く環境づくりを・・・」
あと数カ月で小学校入学です。保護者の皆様の心境は,事情の違いはあるにせよ期待と不安の真っ只中だと思います。
昨年,日本中を感動させた東京オリンピック・パラリンピックでは,多くの若者が活躍し,また大リーガーの大谷 翔平選手や,将棋の藤井 聡太棋士の活躍も私たちに夢や希望を与えてくれました。
ひょっとしたら我が子も…と期待が膨らむことでしょう。子どもたち自身も「自分も活躍したい」と,夢や希望をもつことは大切で,自己肯定感を高めることにもつながります。間違っても「そんなの無理よ…」と,大人が夢や希望を握りつぶすことは控えたいものです。「どうせ・・・」と,自己肯定感や自尊心を損なわせてしまいます。努力しても夢が叶うとは限らない。しかし,夢を叶えている人は間違いなく努力していることでしょう。
確かに,大谷選手や藤井棋士は,生まれながらにしてまれにみる体格や思考力といった才能があったのかもしれません。しかし,それは磨かなければ光らないのです。彼らは,才能を磨き上げる環境で,人一倍努力をしています。更には,メンタル面も磨き,社会人としての礼節や思いやりもしっかり身につけています。そのことで世間から支持され,彼らのモチベーションの維持にもなっているのだと思います。
そう考えれば,子どもの才能は磨くものであり,大人は才能を磨くための環境づくりをすることが大切だと考えさせられます。
皆さんは子どもをどんな環境で育てていますか?
今後は,アメリカ・ロサンゼルス出身のドロシー・ロー・ノルト博士の詩を参考にしてみてはいかがでしょうか。
『子は親の鏡』
子どもは、批判されて育つと 人を責めることを学ぶ
子どもは、憎しみの中で育つと 人と争うことを学ぶ
子どもは、恐怖の中で育つと オドオドした小心者になる
子どもは、憐れみを受けて育つと 自分を可哀想だと思うようになる
子どもは、馬鹿にされて育つと 自分を表現できなくなる
子どもは、嫉妬の中で育つと 人をねたむようになる
子どもは、ひけめを感じながら育つと 罪悪感を持つようになる子どもは、辛抱強さを見て育つと 耐えることを学ぶ
子どもは、正直さと公平さを見て育つと 真実と正義を学ぶ
子どもは、励まされて育つと 自信を持つようになる
子どもは、ほめられて育つと 人に感謝するようになる
子どもは、存在を認められて育つと 自分が好きになる
子どもは、努力を認められて育つと 目標を持つようになる子どもは、皆で分け合うのを見て育つと 人に分け与えるようになる
子どもは、静かな落ち着いた中で育つと 平和な心を持つようになる
子どもは、安心感を与えられて育つと 自分や人を信じるようになる
子どもは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと 生きることは楽しいことだと知る
子どもは、まわりから受け入れられて育つと 世界中が愛であふれていることを知る教師生活35年,3人の子育て歴がある私には,耳が痛い詩です。
ドロシー博士は、この詩についてこう語っていたのだそうです。
「子どもは親を手本にして育ちます。毎日の生活での親(*教師)の姿こそが、子どもに最も影響力を持つのです。そのことを、詩『子は親の鏡』で表現したかったのです。」
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