校長　佐々木講吉

  令和2年度、就任いたしました校長の佐々木でございます。これまで、湊小学校、長松小学校、成和小学校、入野小学校、多久中央校、鏡山小学校、教育委員会を歴任いたしました。

  以前、長松小学校に勤めていた頃に携わった生徒たちや当時の保護者の方から、「覚えていますか？」「おかえりなさい！」など声をかけていただき、心温まります。

  長松小学校は、私と三人の子どもの母校でもあり、愛着は人並み以上に持っております。そんな愛着ある学校に校長として赴任でき、とても光栄です。

  さて，令和3年度の大型客船「長松小丸」の出航です。

  人事異動後の春休み中に，クラス分け→学級担任配置。そして児童情報の引継ぎや教室環境整備を済ませました。

　４月６日の始業式に，子どもたちが乗船してきました。児童761名，職員65名による世界一周の大航海です。来年の３月24日までの約一年間をかけて，同船した仲間で学習や学校行事などを通し，教育目標に掲げている，「自ら学び，自ら考え，生き生きと活動する長松っ子」を目指します。今よりも更に成長した姿で帰港します。

　航海の途中では，楽しいこともあれば，いじめや登校しぶり，学習不振など厳しい状況にも遭遇することでしょう。職員は，未然防止に努め，リスクを最小限に留めるようにチームで対応してまいります。

　時には，ご家庭への協力のお願いもしますが，大切なのは，教師と親が正確な情報を共有し，子どものよき支援者となることでしょう。協調がなければ，長松丸は座礁します。協調こそ苦難を乗り越える手段なのです。

　乗客と船員を路頭に迷わせないためにも，長松小丸船長の私の責任は重大です！

  教職生活最後の年となった今，新採時と似た緊張を感じているこの頃です。

令和３年４月１日