点字ブロックを歩く
入力日
2021年12月27日
内容
日頃の運動不足を少しでも解消するため、ウォーキンググランプリ(公立学校共済組合佐賀支部主催)というものに本校職員有志とエントリーしました。この企画は10・11月の2か月間、メンバーの1日の平均歩数を競うもので、私は毎日1万歩を目標に歩くことにしました。
歩き始めてふと足元を見ると点字ブロックが目に留まり、どこまで続いているのだろうと思い、とりあえず県庁から西に歩いてみることにしました。点字ブロックの上をなぞりながら、行きは北側の歩道を、帰りは南側歩道を。当たり前かもしれませんが、道路の両側の歩道に点字ブロックがありました。次の日は県庁から東側に。同じく行きは北側、帰りは南側を。おや?北側は点字ブロックが途切れているのに、南側は少し先まで続いていました。何かの都合でそうなったのでしょうが、むくむくと好奇心が湧いてきて、佐賀市内の点字ブロックがどうなっているか確かめたくなりました。
なにせ目標が毎日1万歩です。一部車から確認した箇所もありますが、盲学校周辺、駅周辺、中央大通り、紡績通りとしらみつぶしに歩いて、点字ブロックがあるところを地図にマーカーで記録していきました。小学生の自由研究みたいですが、これが1日1万歩の目標達成のモチベーションにもなりました。▲ 点字ブロックがある所をマーカーで記入しました。
(歩いた翌日の記憶で記録しているので誤りがあるかもしれません。ご容赦ください。)
※ 国土地理院の地理院地図データを利用しました。また、この画像は地図としての利用は想定しておりません。
実際に歩いてみると、盲学校前の新栄通りが佐賀市内で一番長く(西はコープ新栄店の少し先から東は東部環状線を突き抜け田中鉄工所近くの曲里交差点まで)、次いで紡績通り(佐賀大学から佐賀北郵便局の交差点まで)で、やはり駅周辺が一番整備されていました。
この他にも様々な気づきがありました。例えば・・・
○点字ブロックの上を両足で歩くと不安定で結構歩きにくいこと(片足の半分くらいがかかるようにすると歩きやすいです。)
○歩きやすい点字ブロックとそうでない点字ブロックがあること(上部が少しでも平らになっているタイプは歩きやすい。かまぼこ型のタイプは歩きにくい。)
○音の出る信号機「音声式信号機」は、深夜は音が鳴らなくなること
(ただし、点字図書館前の通りの信号機は深夜でも音が鳴っていました。)
○バス停の場所がわかるよう点状ブロックが工夫されている所とそうでない所があること
○エスコートゾーン(横断歩道上の点字ブロック)のある横断歩道はとても少ないこと
点字ブロックは正式には『視覚障害者誘導用ブロック』というのだそうですが、点字ブロックの他、視覚障碍者用タイルとも呼ばれるそうです。進む方向を示す線状誘導ブロックと注意(止まれ)を促す点状ブロックの2種類があり、国際規格になっているとのことです。
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