国スポ・全障スポSAGA2024連動企画②競技紹介~フロアバレーボール~
入力日
2024年2月6日
内容
フロアバレーボールは、1970年代に日本で考案されたスポーツです。6人制バレーボールを基にしていますが、違いとしては、ネットは床から30cmの高さに張られ、ボールは床を転がしてプレーします。前衛の選手はアイマスクやアイシェードを着用することで視界を完全に塞ぎ、ボールの音や味方の声で動きます。後衛の選手はボールを目で見ながら、両手を組んで受け止めたり、片手を握り拳にしたりしてボールを打ちます。
フロアバレーボールが考案された当時、視覚障がい者のスポーツとしては、ゴールボールやブラインドサッカーなどがありましたが、それらは主に全盲の選手向けのものだったので、弱視の選手や健常者が一緒にプレーできるスポーツが求められていました。そこで、バレーボールをアレンジして、誰もが一緒にプレーできるようにしたのが始まりです。現在、日本では全国盲学校体育連盟が主催する全国大会が毎年開催されており、各地の盲学校や視覚障がい者スポーツクラブが参加しています。また、国際的にも普及しており、世界大会も開催されています。
このように、障がいの有無や程度に関わらず、誰もが一緒にプレーできることが最大の魅力です。前衛はボールの音や味方の声を信じ、後衛は前衛に指示をだしたりサポートをしたりしながらプレーします。このように、お互いの協力で生まれるチームとしての一体感がこの競技の魅力です。また、身体能力や技術だけでなく、とっさの判断力や集中力、忍耐力なども必要となるスポーツで、ボールの軌道や速度、相手の動きなども予測しながらのプレーが求められます。
こちらは、生徒会のレクリエーションの一環として1月31日(水)に行われた、フロアバレーボールの様子です。この競技は初めて、という教職員も交えて熱戦を繰り広げました。
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