ようこそ校長室へ3 Y・Mさん発表会
入力日
2023年9月11日
内容
2学期が始まりました。幼児児童生徒のみなさんは、元気な顔を見せて登校してくれました。おもいっきり家族と過ごした人。勉学に勤しんできた人。この時期だからこその新たな体験をしてきた人。それぞれに充実した夏休みを過ごしてきたことと思います。たくさんの思い出をいっぱいつめて2学期に向けて出発した盲学校のみなさんです。2学期はとてもたくさんの行事等が待っています。「一つ一つを自分のものにするためにも、やらされるのではなく、自分がやるんだという思いで取り組んでいきましょう」と始業式の時に話しています。さあ、みなさんの活躍をしっかり支えていきたいです。
そんな9月6日(木)、3時間目に「ようこそ校長室へ」に来室してくれたのは、小学部6年生のY・Mさんです。1学期からとても心待ちにしていたY・Mさんでしたので、とてもわくわくしながら迎えました。今回は、社会科で学習していることを中心に発表をしてくれました。
普段は学習の様子をなかなか見る機会が少ない事務室の方々にもぜひ見てほしいと募ったところ、「はい!行きます」とすぐに手が上がりました。残念ながら、事務室を空にするわけにはいかず、今回は3名の方に来ていただきました。その他の職員も併せて10名の観客がY・Mさんを迎えました。
★Y・Mさん発表会★
①広島原爆の日での「平和への誓い」
②佐賀の10市
③佐賀の七賢人
④佐賀の十二賢人
⑤中国の国の名前
⑥日本の時代
⑦作詩した「わたしたちなら できる」
(体育祭バージョン)
「平和への誓い」では、あまりの迫力と思いのこもった声にその場にいた私たち全員、心打たれ、涙があふれてくるものでした。聞いたあともしばらく胸が詰まる時間で言葉にできない状態でした。Y・Mさんのもっている「声で伝える力」のすばらしさに私たちは改めて感銘を受け、「Y・Mさんがこのことをぜひ力として伸ばして生かしてほしい」と感想を述べる職員もいました。また、「佐賀の10市」などはリズミカルに発表してくれました。私たちも手拍子をしながら一緒に数えたり、考えたりしながら聞きました。別の教科を担当する先生からは、「こうやってリズムに合わせて学んでいるんですね。〇〇の教科でもぜひ取り組んでみたいですね」と今後に生かす感想を伝えられました。Y・Mさんもにっこりしていました。最後にY・Mさんが作詩した、「わたしたちなら できる」を堂々と力強く宣言するように発表してくれました。この詩は内容も伝え方もすばらしく、「ぜひこのことは全校のみなさんにも聞かせたいですね」と感想を述べました。
こうして今回の「ようこそ校長室へ」は幕を閉じました。短い時間でしたが、そこに参加したみなさんを心豊かにしてくれた時間でした。また、この経験はきっとY・Mさんにもこれからの自信につながったのではないかと思います。Y・Mさんの詩「わたしたちなら できる」のように。次はどんな「ようこそ校長室へ」に来室があるでしょうか。
楽しみです。
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