ようこそ校長室へ 24
入力日
2025年12月5日
内容
12月に入りました。今学期、初めての「ようこそ校長室へ」の投稿となります。2学期は一年の中でも様々な行事が目白押しとなっていました。みんなが一番楽しみにしている体育祭、たくさんの方々に盲学校のことを知ってもらいたいと企画している学校公開、高等部修学旅行、音楽部が出場した高等学校総合文化祭そして九州盲学校音楽大会、今年で6年目となった龍谷高校とのスポーツ交流会、初めての盲学校での企画となったダイアログ・イン・ザ・ダークの開催などなど、ほかにも学部での企画された行事もたくさんありました。そんな中、校長室へ寄ってくれたみなさんを一部ですが、ご紹介します。
まずは、今年も学級で収穫したたまねぎやさつまいもの販売学習に取り組んでくれた中学部3年生のHさんと小学部2年生のKさん。Hさんは玉ねぎの収穫をして持ってきてくれました。販売なので、挨拶をして、何の販売かを説明して、いくらかを伝えて、そしてお客の私たちはお金を渡して買います。どんどんこの販売のシステムが様になってきています。たくさん学んでいるなとほほえましく思います。Kさんはおいしそうなサツマイモの販売に来てくれました。先生と一緒にお芋の袋を渡してくれて、もらったお金をボックスにいれて挨拶をします。終わったあとは、できたことに大喜びのKさんです。これからこの流通のシステムをどんどん学んでいくことでしょう。




また、生徒会役員の仕事として、赤い羽根募金のお願いに来てくれた高等部3年生のHさん。さすが高校三年生です。元気に挨拶も丁寧な言葉でしてくれます。募金をした後も「ありがとうございましたあ!」とまたまたすがすがしい言葉を返してくれます。募金した私もますます気持ちがよくなります。今年卒業するHさんです。このさわやかな挨拶とニコニコ笑顔で社会人として活躍してくれることでしょう。


最後に、「ようこそ校長室へ(番外編)」(6月2日投稿)で紹介したセントルシアの指圧師の養成の一環として、本校に眠っていた使用しない人体模型などの教具をJICAの「笑顔プロジェクト」に応募し寄付しました。梱包作業はみんなで頭を抱えながら四苦八苦しました。なにせ海を渡っての輸送です。ましてや日本のように荷物を丁寧に扱ってくれるかは不安でいっぱいです。どうにか耐えれるように中にたくさんのクッション材を入れながら仕上げました。果たして、無事にセントルシアに届いたのかと少々不安な気持ちもあります。セントルシアではまだまだ指圧師として学んでいくには十分な環境は整っていないとのことです。そこに少しでも学びを深めてほしいと願っての応募です。令和9年度には本校職員が指導者として現地に行くことになっています。そのときにこの教具を使用しての教育を行っていくことでしょう。これまた楽しみになってきます。


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