第3回PTA研修会を開催しました
入力日
2025年11月5日
内容
「北九州視覚障害者就労支援センターあいず」(福岡県北九州市戸畑区中本町3-11)へ6名で施設見学に行ってきました。
あいずは、戸畑駅を出て5分程度の商店街の一角にあります。
当事者団体と事業所の運営の二つの側面をもつ団体だそうです。事業所としては、相談支援にあたる「アイサポート相談支援事業所」と「就労継続支援B型」の二つの事業をされています。自立訓練としては、パソコンやスマートフォンの使い方を練習されていました。
労継続支援B型では、あはき部門、ⅠT部門、作業所部門の三つがあります。あはき部門では、あはき師の免許を持っている方が働き、工賃を得ていらっしゃいます。通常の施術所より安い料金を設定して取り組まれています。ⅠT部門では、点字印刷や録音資料のデータ化、生活支援品の取次などされています。作業部門では、点字新聞を再利用してポチ袋やバック、コースターなどの製品の作成をされています。魅力的な商品の開発が課題とのことでした。定員は14名ということで、受け入れ人数には余裕があるとのことでした。


施設入り口のようす


点字新聞を再利用したコースターづくりと商品


あんまマッサージ指圧・はり・きゅう室と施術料金
〇参加者所感
・あいずが20年続いてきた秘策を知りたい、付加価値を付けるためのヒントを得たいと願い、お話を伺った。 「点字出版」は、誰もができない強みであり、収益源なのだと改めて思った。マッサージは晴眼者のライバルが多く、価格の安さと立地でお客さんがつく、リピーターになることもあり、技術と接遇を常に高める必要があると感じた。
・理療科へ入学する生徒の実態が多様化してきている今、障害福祉サービスで、あはきを事業内容として提供されている事業所は必要だと、改めて思った。あはき以外の作業内容は、どの事業所も同じ課題を抱えている、ということが分かった。視覚障害者も、他の障害種のサービス(生活介護等)を提供されている事業所の利用を考えるべき、という言葉が印象的だった。これまで視覚障害者を受け入れたことがない事業所へのアプローチが必要だと思った。
・ はじめて訪れた「北九州視覚障碍者就労支援センターあいず」は、北九州の静かな商店街の一角にあるビルにあった。3階のフロアがすべて事業所の施設となっており、私達はそこで作業をされている利用者さん達や、理事長、施設長からのお話を伺ったり、作業の様子を見学させてもらったりした。とても和やかな雰囲気で、冗談も飛び交う明るい空間だった。盲学校を卒業後、通っている方もおられるとのことだった。保護者として、子の進路はなかなか難しい問題だが、常にアンテナを張り情報を得ていくことが大切だと、改めて感じた。
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