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点字について
点字について
● 視覚障害者がおもに指を使って読んだり書いたりする文字を点字といい、
晴眼者がおもに目を使って読んだり書いたりする文字を墨字といいます。
● 点字はフランスのパリ訓盲院の生徒であったルイブライユが1825年に
6点式の点字(アルファベット、数字)を考案し、1890年に石川倉二が
日本語の点字を考案しました。
● 点字はすべて横書きで、凸面を左から右へ読みます。
点字器で書く場合には凹面から書くことになりますから、右から左へ書きます。
点字の組み立て
● 点字の単位をマスといいます。一マスは、縦3点、横2点の6点の
組み合わせで構成されています。
● 凸面(読む面)から見て、左上の点を「①の点」、左中を「②の点」、
左下を「③の点」といい、同様に右上、右中、右下をそれぞれ「④の点」、
「⑤の点」「⑥の点」といいます。
● 点字の五十音は母音を表す部分(①②④の点)と、子音を表す部分
(③⑤⑥の点)によって構成されています(ローマ字に似てる)。
ただし、ワ行はア行と同じ形を最も下の位置に下げ、ヤ行はそれに④の点を
加えて表されます。
〈子音〉
カ行━ ━⑥の点
サ行━ ━⑤、⑥の点
タ行━ ━③、⑤の点
ナ行━ ━③の点
ハ行━ ━③、⑥の点
マ行━ ━③、⑤、⑥の点
ラ行━ ━⑤の点
● 50音はすべて一マスで表されますが、濁音や拗音などは前置点を含む
二マスで表されています。
● 前置点は次のようになります。
〈濁音〉
⑤の点 濁音(が、ぎ・・・)
⑥の点 半濁音(ぱ、ぴ・・・)
④の点 拗音(きゃ、きゅ・・・)
④⑤の点 拗濁音 (ぎゃ、ぎゅ・・・)
④⑥の点 拗半濁音(ぴゃ、ぴゅ・・・)
点字の道具
点字盤 | パソコン (点字変換ソフト) |
ピンディスプレイ |
点字について興味がある方、もっと詳しく知りたい方はご連絡下さい。