学校教育目標
1.本校教育の目標 「ふるさと松梅を担う心身共に調和のとれた子どもの育成」
「ふるさと松梅を担う子どもの育成」のために、学校の各教科の学習だけでなく、松梅の歴史·文化·史跡や景勝地について知ることから始め、 深く考え、松梅の良さを発信する活動が必要です。そのため郷土学習「松梅学」や総合的な学習の時間での各種体験活動を実施し、伝統や文化に関する教育の充実を図ってまいります。
「心身共に調和のとれた子どもの育成」ために、令和3年度から続けている「元気な『あいさつ』」・「心のこもった『ありがとう』」に加え、「素直な心で『あやまれる』」児童生徒の育成を重点的に取り組んでまいります。また、保健体育の授業だけでなく部活動や学校運営協議会・松梅校育友会実施のスポーツ教室等も通して健康体力の向上を図ってまいります。
学校の中核となる基本機能は、学力保障(見える学力+見えない学力)と成長保障です。児童生徒、保護者の皆様の教職員に対する信用と信頼を基に、教職員の児童生徒に対する深い愛情と職責を果たす使命感を背景に、以下の目指す姿を実現する教育活動を実施します。
○目指す姿
①児童生徒 :社会の形成者として必要な基本的資質・能力を身につけ、主体的で個性豊かな児童生徒となる
②教職員 :児童生徒の自己有用感を高めるため、自らが学び続け職能成長を図る教職員となる
※以下は、平成20年4月1日に「佐賀市未来を託す子どもを育むための大人の役割に関する条例」を施行し、市民総参加で子どもを育む市民運動として実施している「子どもへのまなざし運動」で定められている、家庭・地域の大きな役割です。
③家庭:子どもを一人前の大人・親に育てる(佐賀市子どもへのまなざし運動)
④地域:地域の宝であるこどもの育成を通して、こどもの地域の一員としての自覚を促す(佐賀市子どもへのまなざし運動)
2.学校スローガン 「志をもち 夢をかなえる学校」
小中学校時代に描いた夢は、未来の現実となり得ます。しかし、現在の社会環境は、夢や志、希望がもちにくい時代ということもあります。そこで、児童生徒に夢・志・希望をもった生き方をさせることが、学校の諸活動に主体的に取り組む原動力となると考え、本スローガンを設定しています。
児童生徒は、学校内外で学んだことを基に夢や志、希望を語ることで、「志をもった夢」について、深く広く考えるようになります。また、他の人たちからの助言や意見も、自身の夢に志があるか再考する上で必要なことです。その学校の中で広く言語活動(コミュニケーション活動等)を通した夢を描く作業と、夢を実現するための具体的実践や行動を考えさせ、日々の生活を送るよう指導してまいります。
3.令和4年度重点取組
児童生徒が志をもって自分の夢を叶えるため、日々の学習に集中できる教育環境を整えます。児童生徒が、夢をもち社会の形成者として必要な基本的資質・能力を養い、主体的で個性豊かな人となるために、学習内容がよく分かる・明るく楽しい活気あふれる学校づくりが必要です。そのため以下の教育活動を以下の方針で取り組みます。
①児童生徒に活動の前提条件 となる活動範囲(サークル)及び目的・目標を意識化させる指導・支援の充実
②各時間軸の中で、PLAN(計画)→DO(実行)→Check(評価)→Action(改善) のスパイラルを回す。
③小規模校の長所を活かした児童生徒の志のある夢を育む開発的・予防的・対処的な教育活動の実施
開発的な教育活動…出番→役割→承認のスパイラルを回す取組
予防的な教育活動…未然防止の取組
対処的な教育活動…課題解決の取組
④実社会・実生活(地域)との関連から、教科・領域学習に意味づけ・価値づける教育の実施
⑤学校運営協議会、小中一貫教育校の充実
(ⅰ)教育の縦軸をつなぐ(小中一貫教育(H24.4~ 11年目)を活かした保小中連携)
○4-5制の枠組みの中で4-3-2制を4-2-3制へ変更する。小学部・中学部の区切りを重視した小中一貫教育の実施
○小中連携加配教員を核とした小学部・中学部職員混在グループによる校内研修
○「知識・技能」を高め「思考・判断・表現力」を身につけさせる授業実践及び検証のための児童生徒による授業評価の実施
○9年間をつなぐ総合的な学習の時間の充実
○少人数学級を生かした一人一人の児童生徒への個別指導の充実
○小学部1年生から中学部3年生までの縦割り班活動
○キャリアパスポート、学習記録表(学習カルテ)を活用した学びの継続性を重視した学習指導の充実
○校区内保育所と前期ブロックの連携による教育活動の実施
(ⅱ)教育の横軸をつなぐ(学校運営協議会制度(H27.4~ 8年目)を活かした地域連携)
○学校運営協議会の熟議を反映した学校運営
学校運営協議会の「学び部」・「育ち部」との連携を促進して学校教育活動の充実し、地域活性化への貢献にも努める。
○教育目標や教育活動理解のため、地域・保護者に向けた各種たよりの発行
○フリー参観デー等における地域連携授業
○地域諸団体・育友会との合同行事の工夫
○地域人材を活用した授業の工夫
○学校評価及び学校関係者評価の活用
○各行事等での振り返り発表を重視し、自らの意見を公の場で述べられる児童生徒の育成
【参考資料】
H26 0214 「小中連携教育~小中一貫教育」へのステップ表→クリックすると開きます。