第70回佐賀県高校定時制通信制生徒生活体験発表大会 入賞者発表内容が佐賀新聞で紹介されました。
入力日
2023年2月6日
内容
随分と長いタイトルになってしまいましたが、昨年10月22日(土)佐賀市文化会館で開催された県定通制生活体験発表大会の入賞者の発表内容が1月29日(日)から2月5日(日)の佐賀新聞紙面でで紹介されました。
以下、紹介された受賞者です。
・佐賀県知事賞 有田工業高校定時制2年吉島 多恵さん
「挑戦」 1月29日(日)
・県教育長賞 有田工業高校定時制3年石丸 香鈴さん
「私のレタ検物語」 1月30日(月)
・県議会議長賞 敬徳高校通信制 3年樋渡 大和さん
「留年してよかった」 1月31日(火)
・佐賀市長賞 鳥栖工業高校定時制1年鶴田 清春さん
「新しい挑戦忘れない」2月 3日(金)
・佐賀労働局長賞 佐賀工業高校定時制4年一ノ瀬亜香里さん
「頑張っていること」 2月 4日(土)
・佐賀新聞社賞 佐賀北高校通信制 1年久米 理恵さん
「過去の自分、現在、そして未来へ」2月5日(日)
※著作権の都合で、発表内容の詳細については、新聞紙面をご覧ください。
以前、私が定時制や通信制の高校に勤務した経験があり、毎年この時期に紹介される発表内容を楽しみにしています。今回紹介された受賞者は、県内8校の定時制や通信制の学校で校内選考を経て出場した14名の中から選ばれたみなさんです。
定時制や通信制の高校には、中学校から直接進学した生徒さんもいれば、全日制の高校を経て転入した生徒さん、あるいは高校には進学せず社会人として生活していたものの20代も終わりに近づいて入学した生徒さんなど、経済面、家庭面、あるいは健康面など様々な事情を抱えた生徒さんが在籍し、学校と仕事あるいは家庭を両立させながら頑張っています。
県知事賞を受賞した有田工業高校の吉島さんは、全日制吹奏楽部に入部したことと野球部の選抜大会出場が重なり後輩の背中を押すことができた経験や入学時に立てた「毎日元気に登校する!」をいう目標を叶え、皆勤賞をもらった経験などを語っています。これらは吉島さんに限らず叶わない「憧れのような夢」とあきらめかけていた人も多いかもしれません。吉島さんだけではなく定時制や通信制の多くの生徒たちが入学後大きく成長し今夢を叶え幸福や希望を感じられているのは、本人さんたちの入学後の大変な苦労と努力の積み重ねと定時制や通信制の先生方の丁寧できめ細かな支援・指導の成果であるのだと思います。
今、中学校や全日制の高校などで生きづらさを感じている生徒さんたちがいれば、定時制や通信制の学校という選択肢があり、新しい一歩を踏み出し生まれ変われる可能性があるということを是非知ってほしいと思います。
今回、6名の生徒さんたちの発表内容を読ませてもらい、私の心も温かくなりました。ありがとうございました。定時制や通信制の生徒の皆さん、これからも頑張ってください。
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