雄飛学園教育 第2回 合同研修会 その1
入力日
2024年8月1日
閲覧数
252
8月1日(木)の午前中は、金立小学校、久保泉小学校、金泉中学校の教員が一堂に会して、第2回の合同研修会を行いました。今回の研修では、人権・同和教育に関する研修と特別支援教育についての研修を行いました。
人権・同和教育についての研修は、佐賀市教育委員会 指導員 下田 秀人先生をお招きし、「学校における人権・同和教育の推進について ~部落とハンセン病~」ということで研修を行いました。
研修では、九州大学非常勤講師の 林 力(はやし ちから)さんのドキュメンタリー「私と部落とハンセン病 林 力 98歳の遺言」という映像を視聴させていただき、林さんの父親がハンセン病により、療養所に収容されていたこと、そのことを隠していた自分がいたということなどを語られていました。
「恥でないことを恥とするとき、本当の恥となる」という言葉がとても心に残りました。「私たちは、恥でないことを恥であると思い込まされているのではないか。」と問いかけられ、「無知こそ差別の始まりである」という一言は大変重く響きました。
人権問題には、部落差別、障害者差別など多様な差別の問題がありますが、いずれもこれからを生きる私たちが知らないでは済まされないことであると思います。このネット社会で、インターネットの中には、誤った情報や心ない情報が多くあり、子どもたちがいつそのような情報に出合うかはわかりません。そうしたときに、しっかりと差別を見抜く目や、差別を許さない心を持っておくことは大切であると思います。
教師自身ももっともっと知識を得て、感性を磨く必要があると思いました。
下田先生、ありがとうございました。