雄飛学園 第3回 合同研修会
入力日
2024年8月26日
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8月21日(木)の午後から、金立小学校、久保泉小学校、金泉中学校の教員が一堂に会して、第3回の合同研修会を行いました。今回の研修では、「服務に関する研修」と「教育相談についての研修」を行いました。その後、三部会に分かれて、1学期の振り返りと2学期の見通しを確認しました。
【雄飛学園教育推進部長のあいさつ】
今年度の推進部長である久保泉小学校 中村 佳代 校長先生からあいさつがありました。
【服務に関する研修】
服務に関する研修は、東部教育事務所 管理主事の 藤原 千帆 先生に来ていただき、「服務規律の保持のための研修」ということで、今回は主に、「情報管理」と「ハラスメント防止」についての研修を行なっていただきました。
若い先生方も多くいることから、まずは基本中の基本で、「服務とは」ということで、私たち公務員には「職務上の義務」と「身分上の義務」があるということ、「身分上の義務」の中で「信用失墜行為の禁止」(地方公務員法第33条)というものがあります。もう一度、どのようなことが「信用失墜行為」となるのか、不祥事が起きてしまうとどのようなことになるのかということを互いに考えながら、再確認しました。
それから、具体的な内容として、「情報管理」に関することと「ハラスメント防止」に関することについて再確認しました。
「服務規律」という言葉にもつ印象はいろいろとありますが、本研修を通して、「服務規律をしっかり守ることで、私達自身が守られている」という思いを強くもちました。
【教育相談についての研修】
3校のスクールカウンセラーである堀 明日香 先生を講師に迎え、今年度は「学校でできる自殺予防教育」という内容でお話していただきました。
この研修では、①子どもたちの自殺の現状を知る ②自殺予防教育の目標と必要性を知る の2点を踏まえ、基本的な取組についての見通しをもつことができるようになることを目的としています。
多くのことを学びましたが、その中で、人を自殺に追い詰める3要素(ジョイナー2009)として、「身についた自殺潜在能力」「所属感の減弱」「負担感の知覚」があることを学び、まずはどこに手を付ければよいかということを学びました。また、自殺予防教育で大切なことは、「早期の問題認識」つまり、心の危機に気付く力を育てることと、「援助希求的態度の促進」つまり、相談する力を育てること とのことでした。
途中、グループトークなども交えながら、話を進めていただいたので、より理解が深まったように思います。
自傷行為やオーバードーズのことについても学びました。
そして、児童生徒がSOSを出せるようにすることと教師がSOSをしっかりと受け止められるようにすることを常にセットで考えておくことが大切とのことでした。
最後に、興味深い書籍を多く紹介していただきました。
藤原先生、堀先生、ありがとうございました。
【三部会】
《確かな学び部》
《すこやかな育ち部》
《豊かな心部》
豊かな心部はさらに、人権・同和教育、特別支援教育、生徒指導・教育相談の3つに分かれて、話を進めました。
お世話していただきました事務局校の久保泉小学校の先生方、各部会の部会長の先生方、ありがとうございました。
夏休み後半、先生方も2学期に向けて、研修を頑張っています。