金立小学校教育の質的改善 G研 進んでいます!!
入力日
2023年10月12日
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令和5年度の校内研究のテーマは「金立小学校教育の質的改善 ~深い学びに向かう児童の育成をめざして~」としています。
本校ではこれまでの年に数回の研究授業に重きを置いた校内研究から、一人一人の「課題解決型」の校内研究へと大きく転換を図っています。具体的には、個々の教員がそれぞれに自らの「課題」を設定し、その課題を解決するために「授業実践」を行い,その営みを校内で「共有」していくという研究です。各自が、年に4回のグループ研究(G研)を設定し、学年グループなどの中で、限りなく日々の授業を日常の中で参観するというものです。
2学期も、ふれあい運動会が終わり、少しずつ学習モードにシフトしている中で、10月3日の1時間目に2年1組の末次先生が最初のグループ研(G研)を行われました。
算数の単元「三角や四角の形を調べよう」で、この時間は、前時に書いた動物の家の形を2つのグループに仲間分けすることから、それぞれの図形の特徴を捉え、辺や頂点といった図形を構成する要素につい学び、三角形と四角形がどのようなものかということの理解を図る学習場面でした。
末次先生の解決したい課題としては、「児童の発言や考えをもとに、授業を組み立てること」「習熟の時間を確保すること」となっていました。
前時からの末次先生の手立てもよく、2年1組の子どもたちも図形に高い関心をもって学習に取り組んでいる様子でした。
このG研は低学年部での実施ですので、1年1組担任の藤松先生と2年2組担任の牛島先生が参観していますね。
昨年度、この子たちの担任だった杠先生も途中、参観に来ていました。
このG研は基本的に学年グループでの参観ですが、週行事に実施を予告し、2日前までには授業構想シートを全員に配付しますので、互いに誰でも見れるようにしています。でも、子どもたちの日常の授業が非日常にならないように配慮するようにします。教務主任の横尾先生はあまり子どもが気にならないための配慮でしょうか。廊下から静かに参観しています。
子どもたちも積極的に授業に参加している様子がわかりますね。末次先生はクイズの要素なども取り入れて、子どもたちが興味をもって取り組むことができるようにしていました。
末次先生は、子どもたちがこれまで考えたことを振り返らせ、まとめをしていきます。
子どもたちが学んだことを確認しながら、まとめを完成させていきます。
この後、習熟を図るために、一人一人の子どもが自分で操作して、三角形と四角形とに分類する活動に取り組みます。
とても興味深い授業でした。2年1組の子どもたちも三角形と四角形ということについてしっかりと学ぶことができていました。子どもたちの言葉のやり取りなどもとてもしっかりとなってきました。(成長しています。)また、末次先生の導きにより、とても関心をもって、学習に取り組んでいる姿が印象的でありました。
末次先生、そして、2年1組の子どもたち、ありがとうございました。
本校では、ベテラン教師も若手教師もそれぞれに自らの「課題」を解決していくために,「提案授業」といった非日常ではなく,普段の授業や取組を不断に見直し,その質的改善を図っていくように取り組んでいます。「質的改善」とは,これまで取り組んできたことに対して「それは何のために行っているのか」「そのことで子どもにどのような力が付くのか」「果たして本当に力は付いているのか」といったような視点で見直しを図り,本当に意味のある取組としていくことと考えています。
まだ取組半ばではありますが、金立小学校の先生方一人一人の授業力の向上、そして、金立小学校のより質の高い学びへとつながるように頑張っていきます。