杵屋先生による三味線の授業(4年生)
入力日
2025年3月4日
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佐賀県教育委員会に届け出て、教員免許状をもたないけれど、優れた知識や技術を有する人材を非常勤講師として幅広く学校教育に活用させてもらうための「特別非常勤講師制度」という制度があります。
金立小学校ではこの制度を利用して、今年度は、長唄演奏家で三味線方の杵屋 五洲 (きねやごしゅう)先生に来ていただき、3年生と4年生の音楽の授業で、三味線の演奏を聴き、実際に三味線演奏にチャレンジする授業を行ってもらいました。
2月12日(水)と19日(水)の3時間目と4時間目の音楽の授業で、4年生の子どもたちが三味線の演奏に取り組みました。4年生は学級を2つのグループに分けて、それぞれ、2時間ずつかけてじっくり取り組みました。
五洲先生の演奏を聴かせてもらった後は、「うさぎ」を一通り演奏できるように頑張りました。
友達同士で、楽器の構え方や撥の当たる位置などを確認し合っている様子もたくさん見られました。
自分で演奏するだけでなく、友達が演奏するのを(客観的に)見てみるのもよいようです。
五洲先生にいろいろと質問をしたり、演奏を聴いてもらっている子どもたちもいました。
撥の持ち方もちょっと変わっていますよね。一生懸命に確かめています。
うまくこつをつかんで、上手に演奏できている子どももたくさんいました。
切れた絃を張り直している五洲先生の様子にも興味津々です。
自分たちが演奏した後は、五洲先生の演奏のすごさが一層よく分かるようです。
【4年生の感想から】
○こつが分かって、「うさぎうさぎ」を完璧にできるようになったので嬉しかったです。初めて知ったことがたくさんあって、びっくりするところもありました。五洲先生にほめられたとき、とても嬉しかったです。
○激しい音も出せるのがすごいと思いました。簡単にはできないけれど、できるようになったら、いい音が出て面白かったです。
○ぼくは、三味線は「簡単そうだなあ」と思っていましたが、思った以上に難しく、慣れるのも難しかったです。「うさぎ」は最終的にゆっくりですが、弾けるようになりました。
○三本しか絃がないのに、いろいろな音が鳴って、とてもきれいな音色でした。
○私は生で初めて三味線を聴いたり弾いたりしました。弾くときに一音をきれいに弾くのはとても難しかったです。私の三味線のイメージは昔によく使われていて、ゆっくりとした曲を弾くというイメージがありましたが、最後に五洲先生が演奏してくれたのを聴いて、テンポの速い演奏もすてきでした。