杵屋先生による三味線の授業(3年生)
入力日
2025年1月30日
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佐賀県教育委員会に届け出て、教員免許状をもたないけれど、優れた知識や技術を有する人材を非常勤講師として幅広く学校教育に活用させてもらうための「特別非常勤講師制度」という制度があります。
金立小学校ではこの制度を利用して、今年度は、長唄演奏家で三味線方の杵屋 五洲 (きねやごしゅう)先生に来ていただき、3年生と4年生の音楽の授業で、三味線の演奏を聴き、実際に三味線演奏にチャレンジする授業を行ってもらうことにしています。
1月29日(水)の3時間目は3年1組の子どもたち、4時間目は3年2組の子どもたちが杵屋先生の授業で、三味線演奏に挑戦しました。
【3年1組】
最初に、秋を思わせる「虫の合方」を杵屋五洲先生の演奏で聴かせてもらいました。
次に、2人の1丁(三味線は1丁、2丁・・・と数えます)準備をした三味線を使って、楽器の構え方、ばちの持ち方、音の出し方などを学び、実際に演奏にチャレンジしました。
ペアでお互いに教え合ったり、担任の藤松先生や古賀先生などのアドバイスを受けたりして、子どもたちは演奏を楽しんでいました。
五洲先生も、子どもたちの間を回り、指導していただきました。
最後に、「うさぎ」の「うさぎうさぎ なにみてはねる」までを三味線で演奏してみました。
《3年1組の子どもたちの感想》
・三味線は音がきれいでした。そして、聞いていると気持ちがよくなります。
・音の響きがちょっと面白いなあと思いました。絃(いと)の違う場所をひいたら、響きが違いました。
・最初見たときは見た目では軽そうだったけど、持ってみたら、思ったより重かったです。
・三本の線しかないのに、いろいろな音が鳴るのがすごいなと思いました。
・私も五洲先生のように三味線が弾けるようになりたいと思いました。
・三味線をもっと弾きたいと思いました。
・弦を押さえると音が変わることを知りました。
【3年2組】
3年2組でも、最初に、秋を思わせる「虫の合方」を杵屋五洲先生の演奏で聴かせてもらいました。
子どもたちは興味津々で,五洲先生の演奏を見入っていました。
演奏の中から、「チンチロリン チンチロリン」と聞こえる虫の鳴き声に気付いた子どもたちもたくさんいました。
その後、楽器の構え方、ばちの持ち方、音の出し方などを学んで、実際に演奏にチャレンジしました。
校長もちょこっと三味線を弾けるので、子どもたちにアドバイスしていますね。
子どもたちは,とても集中して、また、楽しそうに三味線演奏に取り組んでいました。
最後に、もう一曲、子どもたちに演奏を聴かせてもらいました。
《3年2組の子どもたちの感想》
・最初と最後に演奏してくれた曲がとってもすごかったです。この日初めて三味線に興味をもてました。
・五洲先生の三味線を見たり聴いたりしたんですけど、自然な感じですごかったです。
・弾くのが速かったのでびっくしました。
・三味線の音が、最初、思っていたのとは全然違いました。
・三味線は絃(いと)を押さるだけで音が変えられるれるのはすごいと思いました。
・私は三味線が上手になりたいと思いました。
・三味線は難しいけど、面白かったです。
・三味線はギターよりも糸が少ないのに、いろいろな音が出て、すごいと思いました。
・三味線は手で弾くのかなと思っていたけど、ばちを使うとは思いませんでした。
・三味線はいろいろな動物の命をいただいている,とても貴重なものだということにびっくりしました。
・三味線の音は予想よりも大きかったのでびっくりしました。三味線は歴史がある楽器だと思いました。
来週からは4年生が三味線に挑戦します。
五洲先生、よろしくお願いいたします。