教育実習最後の授業!吉住先生と5年1組
入力日
2022年6月21日
閲覧数
1,973
5月23日(月)から始まりました西九州大学の教育実習で、金立小学校には 吉住 果杏 さんが実習に取り組んでいることは、過去のイベントギャラリーや学校便り第9号で紹介していましたが、早いもので、6月17日(金)には1か月間の実習を終えられました。
6月16日(木)には、査定授業として、5年1組で道徳の授業を行いました。
内容項目「11 相互理解、寛容」を受けて設定された主題からめあてを「広い心について考えよう」とし、「名医、順庵」という読み物教材を通して、弟子の孝吉に対する順庵の行いから「広い心」について考える授業でした。
吉住先生は、適宜、グループで考えを伝え合う場面なども位置付けて、子どもたちの考えを活性化しつつ、資料の内容についての理解を深めていきます。
この日は、西九州大学からも、実習担当の山田先生と担任の松井先生のお二人がお越しいただき、授業を参観していただきました。(授業後にご指導も頂ました。)
吉住先生は落ち着いてはきはきした話し方で、授業を進めていきます。途中途中では丁寧に机間を回りながら、子どもたちに声をかけていきます。吉住先生が準備したワークシートに沿って、子どもたちは自分の考えを深めていきます。
指導担当の江口先生も子どもたちの学びの様子を注意深く観察しています。
吉住先生は、子どもたちへの発問も的確であり、上手に子どもたちの考えを引き出していきます。また、大切な場面では、子どもたちが他の友達とじっくりとお互いの考えを伝え合い、自分の考えを広げ深める場面も保障していました。
子どもたちもさほど形式張ることもなく、自然体でお互いの考えを伝え合うことができています。5年生の子どもたちが普段からよい関係性の中で、お互いに心を開くことができていることの表れでしょうか。
「広い心」とは、単に何でも許せばよいというわけではなく、「どうしたの?」と理由を尋ねることができたり、「そのような理由があるならいいよ。」と許してあげるようなことではないかといったように子どもたちの考えが深まっていきました。
最後に、子どもたちは「ロールプレイング」で、身近な場面での声のかけ方などを役割演技して、どうすればよいかを考えていました。
2組の子どもたちが、みんなの前で役割演技をやってくれました。子のようなことが、みんなの前でも普通にできるところが5年生のよいところです。
最後に、子どもたちは、これまでの自分自身を振り返りながら、これからどうすればよいのかということを考えていました。素晴らしいことです。
吉住先生は、教育実習生とは思えないほどの落ち着きと児童を見る目で、授業を行うことができていました。
将来が楽しみです。ぜひ、採用試験を合格して、来年の4月からは一緒に働きたいものです。