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6.14(金) PTA教育懇談会
入力日
2019年6月14日
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PTA教育懇談会
6月14日(金)19:00よりPTA教育懇談会を行いました。講師は,北陵高等学校教頭(前鍋島中学校校長) 中野義文先生です。中野先生は,以前大和中学校にも勤務されていたこともあり,参加者の中にはその頃の教え子だったという方も何人もおられたようです。
中野先生は,「子育て」講演会をいろいろなところで行っておられ,お隣の川上こども園,川上保育園でもお話をされたことがあるということでした。中野先生のお話は,時に笑いあり,それでいて「そうだよなあ」と心からしみじみと気づかされることも多く,聴講した約100人の参加者が皆,帰りには胸をほっこり熱くして帰路についたことと思います。
子育て真っ最中は,子育てだけでなく,仕事・家事・・・と両立しなければならないことが多々あり,ついつい子どもに「早くしなさい。」「まだやってないの。」と,小言ばかりが出てしまいがちです。自分の子育てを振り返ってもそうでした。でも,中野先生のお話を聞いて,どんなに忙しくてもスマホをいじる手をちょっと止めてスマホを置き,子どもの顔を見ながら子どもの話をしっかり「聴く」ことが「あなたのことちゃんと見ているよ。」「あなたのこと大切に思っているよ。」という愛メッセージなんだなとあらためて気づかされました。台所に一緒に立ちながらでもいい,お風呂に一緒に入りながらでもいい,塾や習い事の送り迎えの車の中でもいい,子どもの声をしっかり聴きたいですね。「あのね・・・。」とお父さん,お母さんに話してくれるときは,あっという間に過ぎ去るかもしれませんよ。
また,中野先生は「食」もとても大切だとお話しされました。「1週間に一度でもいいから,家族全員がそろって同じテーブルに着き,同じ物を食べる。」ことを推奨されました。子どもも大人も忙しく,孤食になりがちな現代ですが,だからこそ同じ食事をみんなでそろって会話をしながら食べる機会をぜひ意図的にでも作りたいですね。
私にも4人の娘がいます。しかも,下の二人は双子です。育児・家事・仕事・・・,目の回る忙しさで「24時間じゃ時間が足りない」と思っていました。「自分の時間がほしい。」とも思っていました。しかし,今となってみると子ども達は皆,自分の世界をもち,親が知らない顔をもっています。子育てが一段落するとあんなに「自分の時間がほしい」と思っていたのに,なぜかしら寂しさを感じています。「もっと絵本をたくさん読んであげればよかった。」「もっと一緒に・・・」と,きりがありません。
忙しいお父さん,お母さんの気持ちはとてもよく分かります。私も同じような時を過ごしてきたので。「手をかけ,目をかけ,心かけ」,日々のちょっとした「愛」が子どもの「心の栄養」「心のエネルギー」になるのでは?
中野先生のお話で,私も今はもういない両親のことを思い出すとともに,4人の我が子の顔,川上っ子のたくさんの顔が浮かんできました。お父さん,お母さん,今が一番楽しい時だと思います。忙しいと思いますが,子ども達のくるくるめまぐるしく変化する顔を楽しめるのは,今しかありません。家族みんなで今を楽しんでください。