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12.9(木) 人権ふれあい集会(PTA人権・同和教育講演会)
入力日
2021年12月9日
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12.9(木) 人権ふれあい集会(PTA人権・同和教育講演会)
12月4日~10日の人権週間に合わせて 「人権ふれあい集会(PTA人権・同和教育講演会)」を行いました。今日は、講師に「NPO法人しょうがい生活支援すみか」の代表・芹田洋志さんをお招きしました。
芹田さんは、電動車いすを自在に操り、子どもたちの周囲を回ってくださったのですが、けっこうなスピードの速さに子どもたちも「速っ!」と驚いていました。
体は不自由ながらも「ぼくは高いところが大好きです。」と言って、ハンググライダーをしたり、スカイダイビング(当日は強風のため飛べなかったそうです)に挑戦したりととても行動的な方でした。他にもプロレスをしてみたり、日本の端に言ってみたいと与那国島など旅行にも行かれたそうです。
「体が不自由だとしたくてもできないことが多いのでは」と思っていた子どもたちは、体が不自由なことが「できないこと」の理由にはならないと気づいたのではないでしょうか。
実際に、片足立ちの動きをさせてみて、支えてもらうことで大きな安心になること、しかし、「支える」「手伝う」がいつもいつもその人のためになるとは限らないこと、「支えることが、逆に邪魔に思われてしまうこともある」ということも教えていただきました。
大切なのは、「大丈夫ですか?」「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけることだそうです。「大丈夫です。」という返答が返ってきたら、見守るだけでいいのかもしれませんね。また、自分が助けてほしいときは、「助けて」「手伝って」と言えることも大切だと言われていました。「それは、障害者だろうとなかろうと同じだと思います。」と。
子どもたちの感想にも「ぼくは、できそうにもないことがあったら逃げていたけど、芹田さんは、逃げずに何にでも挑戦されているところがすごいと思いました。」という声がありました。まさしくそうですね。芹田さんの思いをしっかり受け止めた感想だと思いました。
今日、司会等の役割をしてくれたのは人権総合学習に参加している5人の子どもたちでした。立派に大役を果たし、会の最後は校長室にまでお礼の言葉を伝えに来てくれました。