学校長あいさつ

 

 

  本校の学校目標は

「自分から かんがえ すなおに がんばる春日っ子の育成~温もり~」です。

 

 この学校目標は、本校がずっと大事にしてきたもので、「知・徳・体」調和のとれた子どもの育成というねらいが込められているものです。

 「不易と流行」という言葉があります。私は、時代が変わっても大切にしなければならないこの素晴らしい学校目標を大切にしながら、時代背景やこれから求められる資質・能力に応じて、アップデートする必要があると考えています。

 

<かんがえる子>

「かんがえる」とは勉強がわかるということだけではありません。様々な情報が溢れる現代、真偽を見極め、正しい判断をし、意思を表現し、自分を律し行動する力が求められます。授業では、自分の考えを「書く活動」、友だちと比較検討し吟味する「話し合う活動」を多く取り入れ、よりよい解決方法を見出す「かんがえる子」を育てていきます。また、学習だけでなく、どうしたら友だちと良好な関係を築けるのか考えたり、よりよい学校にするために自分達ができることを考えたりすることも、学校というコミュニティーの中で育成する大切な資質・能力ととらえ、力を入れていきます。

<すなおな子>

 「すなおな」とは、明るい挨拶や返事、正しい言葉遣いができる、というようなことだけではありません。オンラインで出来ることが多くなった時代ですが、そんな時代だからこそ、他者とのコミュニケーション能力が大切だと考えます。一人では解決できなかったり、困難を乗り切ることが難しかったりする時もあります。そんなとき、仲間・地域・社会から受け入れられ、力を貸してくれる関係性を築くには、人の意見に耳を傾け、共感できる素直な人間性が求められます。道徳・学活・人権集会・学校行事・縦割り班活動等で、「温もりの心」で行動できる「すなおな子」を育てていきます。

 

<がんばる子>

 バーチャルの世界のゲームでは、容易にリセットしてやり直すことができますが、実生活では、そういうわけにはいきません。今何をやるべきか判断して、自分を奮い立たせ粘り強く取り組まなければならないときが、人生の中で数多く訪れます。新しい技術が進化し、予測不能の時代と言われる現代、未知の領域のものにも果敢に挑戦し、使いこなす知識、技能の習得も求められています。最後まであきらめずやり遂げた達成感は、自己肯定感や自信を高め、きっと次の目標に向かう力となることでしょう。みんなが目標に向かって協力する雰囲気や、励まし高め合える集団を作り、「がんばる子」を育てていきます。

 

 子どもたちが激しい変化の時代の中、未来を切り拓き豊かな人生を歩むための「生きる力」の素地を育むために、、職員一同一丸となって教育活動に取り組みます。

 

 保護者の皆様や地域の皆様のご理解、ご協力よろしくお願いします。

 

 

            佐賀市立春日小学校 校長 原口 浩一

 


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