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校長室
ごあいさつ
佐賀県立唐津特別支援学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本年度より校長を務めます杉光政実(すぎみつ まさみ)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
日頃より、本校の教育活動にご理解・ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
本校について
本校は、佐賀県の特別支援学校の中で最も北に位置し、福岡県境まで車で15分ほどの場所にあります。平成13年度の開校から今年度で創立25周年を迎えました。知的障害と肢体不自由の教育部門があり、児童生徒数は令和8年4月8日現在、小学部45名、中学部32名、高等部69名、総計146名です。
また、好学舎分校は平成30年度に開校し、今年度で創立8周年となります。病弱の教育部門として、児童心理治療施設好学舎に併設されています。令和8年4月8日現在、小学部9名、中学部8名、総計17名が学んでいます。
校訓と学校教育目標
校訓 「明るく元気に」「心豊かに」「たくましく」
本校は、児童生徒一人一人に応じた教育活動を通して、子どもたちの持つ可能性をできる限り広げ、明るく元気に生きる力、心豊かに生活する力、たくましく自立し社会に参加する力をはぐくむとともに、他者を思いやることのできる児童生徒の育成を目指しています。
『今を豊かに生きる』――本校の教育が大切にしていること
本校の教育の根幹にあるのは、「今を豊かに生きる」という考え方です。
卒業後のために今の生活を手段にするのではなく、子どもたちが「今」を主体的に生き、その充実の積み重ねとして将来の豊かな生活につなげていく。これが本校の教育が一貫して大切にしてきた姿勢です。
そのために、教師の役割は「教える」ことよりも「支える」こと。子どもが自分から、自分で生活できる状況をつくることにあると考えています。子どもたちが学校生活の主体者として、やりがいや手ごたえを感じながら、精一杯・存分に活動し、充実感・満足感に浸ることのできる学校を目指しています。
「計算ができるようになってから買い物に出かける」のではなく、「買い物ができる状況をつくり、その中で力を身につけていく」。自然で実際的な生活の中にこそ、子どもたちの力と個性が最大限に発揮される場があります。
一人一人の子どもの学びを支えるために、本校では個別の教育支援計画を土台として、子どもや保護者・家族の思いを大切にしながら、関係機関と連携した支援を進めています。子どもの実態と可能性に寄り添い、目標を保護者の皆様と共有しながら取組を積み重ねていくことが、「今」の豊かな学校生活につながると考えています。
これからの時代の中で
いま、特別支援教育を取り巻く環境は少しずつ変わりつつあります。国の施策としては、障害のある子どもとない子どもが可能な限り共に学ぶインクルーシブ教育の推進や、一人一人に応じた「個別最適な学び」の充実が求められるようになっています。
特別支援学校にも、自校の教育だけでなく、地域の小中学校等への巡回相談や就学相談への対応、福祉・医療機関との連携といった「センター的機能」を果たすことが期待されています。本校としても、地域の特別支援教育を支える存在として、できるところから一歩ずつ取組を進めてまいります。そのためにも、教職員一人一人の専門性の向上と、校内研修の充実は欠かすことのできない課題です。特別支援教育の専門性は一朝一夕には培えませんが、先生方がお互いに学び合い、高め合える職場づくりをともに進めていきたいと考えています。
また、GIGAスクール構想のもと、学校にもICT環境の整備が進められています。特別支援教育においてICTは、障害による困難を補い、子どもたちが自分の力で学んだり、自分の意思を伝えたりするための大切な手段になり得るものです。正直に申しますと、本校ではICTの活用はまだこれからの段階です。先生方も日々の教育活動に懸命に取り組む中で、新しいことに挑戦する余裕が十分にあるとは言えません。だからこそ、無理に一気に変えるのではなく、子どもたちにとって本当に役立つ場面を見極めながら、少しずつ取り入れていきたいと考えています。
卒業後の進路についても、教育と福祉・労働が連携した「切れ目ない支援」の重要性がますます高まっています。令和7年10月には新たに「就労選択支援」という制度も始まりました。本校でも、在学中からのキャリア教育や、地域の福祉・就労支援機関との連携を大切にしながら、子どもたちが卒業後の生活を自分なりに選び、歩んでいける力を育んでいきたいと思っています。
結びに
私は、これまで普通高校での勤務が中心であり、特別支援教育の教壇に立った経験は多くありません。しかし、だからこそ一つ一つの出会いと学びを大切に、先生方や保護者の皆様、地域の方々のお力をお借りしながら、子どもたちにとって最善の教育を追い求めてまいります。
本校が大切にしてきた「今を豊かに生きる」という教育理念を受け継ぎながら、変わりゆく時代の中で、地域との連携やICTの活用など、新しいことにも少しずつ挑戦していきたいと思います。子どもたち一人一人が「今日も来てよかった」「明日も楽しみだ」と思える学校を、先生方や保護者の皆様、地域の方々と一緒につくっていければ幸いです。
今後とも、皆様方のご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
佐賀県立唐津特別支援学校長 杉光 政実
