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学校長あいさつ

 

 

 

 

 

ごあいさつ

 

                                                                                   佐賀県立唐津商業高等学校

                                                                                                         校 長  原 岡 秀 直

 

 唐津商業高等学校(全日制)のホームページへ、ようこそおいでくださいました。皆様にはこのページを皮切りに様々な活動内容を御覧いただき、本校の魅力に存分に触れていただきたいと思っております。

 

 さて本校は、大正6年に設立が認可された私立唐津商業補習学校を前身とし、町立唐津商業学校、県立唐津商業学校などの変遷を辿り、今年で創立104周年を迎えることとなりました。商都・唐津の商業教育を担う学校として、創立当初から地元の皆様の熱い御支援を受け、また現在においても教育振興会や同窓会、また地域の皆様や多くの企業・事業所様からの御協力をいただくなど幅広い学校応援団の力強い御支援を賜りつつ教育活動に邁進しております。

 本校の歴史をたどると、かつては農業科や工業科が併設され、唐津実業高校と称していた時代がありましたが、昭和37年に分離独立し、そこから商業高校としての本格的な歩みが始まったようです。本校には、その独立直後に制定された校訓がありますので、ここでその校訓を紹介したいと思います。通称「若桐訓」と呼ばれているものです。

1 深く日本に根をおろしながら広く世界の学識技能を求め

以って明日の逸材たらんとするは桐なり

2 変転常なき世に処しても浮動することなく委縮することもなく

限りなく成長し続くるは桐なり

3 生活の如何なる障壁に突き当たるとも常に堅固な信念を持って

理想の大なるを仰ぎ

狂い歪むことなく生き抜くは桐なり

4 汚濁した水に沈む事なく烈火の力にもよく耐え緑をたたえて

自己を見失わざるは桐なり

5 神紋となり家紋として人に愛され慕われて鳳凰の住む木といわれる

品位を失わざるは桐なり

 本校では、創立当初から「桐(若桐)」がシンボルとなっているようで、創立から4年後の大正10年に制定された校章は桐(若桐)がモチーフになっており、昭和3年に制定された校歌にも「われらが徽章(しるし)は若桐ぞ」と謳われるなど、本校あるいは本校の歴史を語るうえで、「桐(若桐)」は切り離すことのできない存在(若桐祭、若桐同窓会、若桐会館などもあります)です。若桐訓は、学校創立からは50年近く経ってから制定されたものではありますが、本校のシンボルにぴったりと寄り添った形で、唐商生の「人生修行の目標」、「人間形成の指標」として位置づけられています。

 世に校訓を有する学校は数多ありますが、創立当初からの理念や学校の歴史、また累々と築き上げられた伝統など、これほどシンボルに寄り添う校訓は極めて稀有なものではないでしょうか。まさに本校の誇りです。

 

 さて現在の本校生は、1年次は商業科、2・3年次は商業科と会計科に分かれ、総勢400名余りが商業・ビジネスに係る勉強に真摯に取り組んでいます。加えて、部活動も、文化部・運動部ともに活発で、溌溂とした姿で活動を繰り広げ、各種大会においても素晴らしい実績を残しています。生徒会活動やボランティア活動も盛んで、マスコミにも取り上げていただくこともしばしばです。

 こうした自らの夢や目標に向かって日々精進している生徒たちが、「自己を見失わず、品位・品格を備えた世に有為な人材(人財)たらんと真っ直ぐに成長し続けていく」ためには、私たち教職員も、日々の教育活動に力を尽くさねばならないと強く決意しているところであります。

ホームページを御覧いただいた皆様にも、本校あるいは本校生の応援団として、引き続き御支援くださるようお願い申し上げ、校長の挨拶といたします。

 

                                              令和3年4月吉日

 

 

 

 

 

 

 


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