野分のまたの日こそ
入力日
2022年9月7日
内容
野分のまたの日こそ いみじうあはれにをかしけれ 『枕草子』
「台風一過」とは「台風が過ぎ去って晴天となる様子」を表します。
台風の翌日は、昨日までの暴風雨が何事もなかったかのように収まり、世界が変わったかのように感じます。
高精度の気象予報技術を備える現代でさえこのような感覚を覚えるのですから、いにしえ人である清少納言の目に映る「野分のまたの日」は、もっと衝撃的で感動的だったのかもしれませんね。
今日は朝から涼しい風が吹き、澄み渡った青空に秋の足音を感じます。
空を見上げ、風を感じる。そんな時間も大切にしたいですね。
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