ピーマン
入力日
2022年12月19日
内容
先週の木曜日、1の1の現代の国語は自習。
課題は要約プリントでした。
課題文の冒頭で、『子どものころ、おいしいと思ったこともないものの味がわかるようになってきたのは最近のこと。苦み・辛み・臭みをも「滋味」として感じられるようになったことを、恩寵のように受け止めている。』と書かれていました。
そこに興味を持った私は、1の1のみなさんに追加で課題を出しました。
ー子どものころは食べられなかったが、今は食べられるものについて、100字程度でエッセイを書く。ー
週明けの今日、提出された課題に目を通したところ、ダントツで多かったのが「ピーマン」。
理由は苦い、ただただ、苦い。
でも、天ぷらや肉詰めにしたら食べることができたとか、細かく刻むと大丈夫だとか、嫌いだけれどチャーハンには入っていて欲しいとか、様々な記述が見られました。
そのほかにも生魚、ジャガイモ、そうめん、わさび、意外と意見が少なかったなすやゴーヤなどなど。
中にはウインナーやちゃんぽんの具!?が苦手だったという人も!!
野菜全般が苦手だったけれど、中学生の時コロナで一時期味覚が鈍った時から不思議と食べることができるようになった、と述べたのはSくん。
何がきっかけで食べることができるようになるかわからないですね。
最後に、Mくんの文章をみなさんに。
「子どものころ食べられなかったが、今は食べられるものが僕は思いつかない。つまり、何一つ食べられるようになっていないということだ。しかし、筆者のように考えれば僕もそのうち恩寵を感じられる日が来るかもしれない。僕はその日を楽しみに生きていこうと思う。」
何げない自習課題。
しかし、この文章との出会いで、食べることの楽しみを感じることができたのではないでしょうか。
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