「あいさつ」のなぞ
入力日
2023年1月20日
内容
職員室と教室の行き帰りに、すれ違う生徒のみなさんとあいさつを交わします。
「おはようございます。」
「こんにちはー。」
その瞬間の様子や声の調子から、「今日も元気だな。」とか「あれ、なんか元気がないかな。」とか考えたりもします。
相手を思う第一歩があいさつ。
そう考えると、あいさつが大切だと言われる意味がわかるような気がしますね。
今日、授業から戻る道すがら、1年2組のNさんとFさんとあいさつを交わしました。
その時、Nさんから、「先生、なんで『おはよう』は『おはようございます』と敬語で言うのに、『こんにちは』や『こんばんは』には『ございます』を付けないんですかね??一日の中の同じあいさつなのに、不思議です。」との質問が、、、。
思いがけない質問にびっくり、と言うよりも、日常の些細な事象に目を向け、「なんで??」と感じたことを質問してくれたことをうれしく感じました。
実は、私は文学部出身で言語学や音声学を専攻していました。
Nさんの質問をきっかけに、遠い遠い記憶の中にそのようなあいさつの由来や成り立ちの講義があったことを思い出しました。
「おはよう」と「こんにちは」「こんばんは」の違いをNさんに説明すると、「へえーーー、そうなんですね。」と納得の笑顔。
こんな笑顔をみることができるって、先生の仕事もいいものだなあと改めて感じました。
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