建築科
「付加価値ある工業人の育成」
建築科を卒業した年に2級建築士が受験でき、合格したら最短20歳で1級建築士が受験できます。授業や実習を通して身につけた知識や技術を生かし、地域社会に貢献する工業人を育成します。
あなたは将来どんな家に住んでみたいですか?きっと、すばらしい夢や希望を持っていることでしょう。そんな夢を実現できる仕事が「建築」です。設計士、現場監督、大工、測量などの各専門の技能者として、自分の造った建物が形として残る、非常にやりがいのある仕事です。その建築のプロになるべく、建築に興味や関心があり、図面を描いたり現場で建物を造ったりすることが好きな生徒を歓迎します。建築科では、建築の基礎から応用まで分かりやすく指導しますので技術の習得はもちろん、建築大工3・2級をはじめ測量士補、2級建築施工管理技士(学科)など多くの専門的な資格を取得することができます。また、情報化社会に充分対応できるよう最新の建築専用CADを導入し、実習などの授業を中心にその操作方法を習得することができます。
■初級CAD検定
■測量士補
■2級建築施工管理技士
■建築CAD検定
■2級・3級技能士(建築大工)
■福祉住環境コーディネーター
その他
■県内就職
唐津土建工業、岸本組、川原建設、中国木材、日本建設技術、ポラテック九州、翠興産、脇山製作所
■県外就職
九星飲料工業、ジールクラフト、住友林業ホームエンジニアリング、玉石重機、東京朝日ビルド、
日産自動車㈱、日産車体九州、日本建設工業、山崎建設
建築科1年 川口佳音(第一中出身)
建築会社を経営している父の仕事姿に憧れ、父のようになりたいと本校に入学しました。建築という初めての分野を学ぶのは難しいことばかりですが、日々、授業や実習を通して専門知識が増え建築の素晴らしさを感じるとともに、父のすごさを実感しています。座学や実習で、木材やその加工の仕方、製図、測量など他では学べない
建築に関する内容を学んでいます。本校では多くの部活動が様々な大会で成績を残しています。私はバスケットボール部のマネージャーとして日々選手のサポートに取り組んでいます。全国一勝という目標に向けて選手を支えるこの立場にやりがいを感じています。勉強と部活の両立は大変ですが、部活動から学ぶことも沢山あり充実した毎日を送っています。部活動や建築の、そして本校の魅力を多くの方に知ってほしいと思います。
建築科2年 松尾涼佑(相知中出身)
私は幼少期よりものを作ることが好きで建築に興味を持つようになり、資格をたくさん取得したいと思い建築科を受験しました。建築科では製図や構造、設計、施工、そのほかにも実習ではCADや木材加工、模型製作などパソコンや建築に関する道具を実際に使いながら知識や技術を学ぶことができます。私は測量士補という難しい資格に挑戦しました。始めは不安もありましたが友達と互いに支え合って最後まで頑張り、合格した時は大きな達成感とともに将来にまた一歩近づいた気がします。今後も勉強と剣道の部活動を両立しながら目標に向かって頑張っていきたいと思います。
建築科3年 小島太郎(海青中出身)
私は大工をしている祖父の影響で幼い頃からものづくりに触れることが多く、中学生の時に大工になりたいと思い本校を志望しました。建築科では設計や構造などの座学だけでなく製図や木材加工、CADなどの実習があり専門的な知識や技術が学べます。また、多くの資格を取得でき、私は建築大工技能士二級に挑戦し、先生方の熱心な指導のおかげで合格することができました。私が所属する建築研究部の部活動では、製作した物品を文化祭で販売したり、地域に必要とされるものづくりに取り組んでいます。技術だけでなく使う人のことを考える心を養うことができます。また、ものづくり佐賀県大会の木材加工部門に学校の代表として出場し入賞することができました。将来は大工の道に進んでいきたいと考えています。