ダルマギク
入力日
2019年11月15日
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ダルマギク キク科
今春,歓迎遠足で加唐島の北端のカリオ岬に行った際,葉だけのダルマギクを見ていました。ツワブキの黄色い花が咲き始める11月中旬,再び昼休みを利用してカリオ岬までダルマギクを観察に行きました。北側の断崖の岩の割れ目にいくつかの花をつけたダルマギクを発見。北風が容赦なく吹き付け,ほとんど土もない岩の割れ目に咲いていましたが,これには生き残る戦略が秘められているのでしょうか。確かに背丈は低く強風に耐えられるし,葉は多肉質で白い毛におおわれ保水力もありそうです。しかし,なぜこのような環境を好むのか,謎が更に深まりました。ちなみに野生のダルマギクは長崎、佐賀、福岡、山口、島根の日本海沿岸の岩場に自生するそうです。その可愛らしさから採集されたり,売買もされているようです。ふるさとの美しい自然を次代に残していきたいものです。