ヤマノイモ ヤマノイモ科

山芋,とろろ,自然薯…と様々な呼び名があり,里山の冬の食材として親しまれています。他の樹木につるを巻き付けて伸び,葉は細長いハート型で,つるには「むかご」と呼ばれる食用になる丸い実がつきます。しかし一番の特徴は地中に伸びた細長いイモ(分類学上は地下茎)で,強いぬめりを持ち,滋養強壮に効果があります。掘るには技術と体力が必要なため高値が付きます。地下のイモは前年のイモの養分で地上部のつるや葉を伸ばし,光合成で得た養分を新しいイモに蓄えます。したがってイモは新しく生まれ変わるのです。