ヤブツバキ
入力日
2019年11月22日
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ヤブツバキ ツバキ科
西日本における照葉樹林帯の代表的な常緑樹です。葉には光沢があり,花は冬~早春に咲きます。花びらは5枚で,基部がつながっているのでそのまま散らずに落ちます。昔から品種改良が盛んに行われており,まれに花色が淡紅色や白色もあります。種子から「椿油」が採取され,灯かりや薬品,化粧品などに使用されてきました。小量しか生産されないことから,とても高価で加唐島の特産品にもなっています。ちなみによく似たサザンカは,秋から冬に花をつけ,葉がツバキより小ぶりで,花びらがばらばらに散ることで区別でき,吉野ヶ里町の千石山のサザンカ林が日本自生北限地で,国の天然記念物となっています。