ムベ
入力日
2019年11月22日
閲覧数
1,883
ムベ アケビ科
甘く熟した果実をつけるため,人々にも馴染み深く,“むんべ”等のさまざまな呼び名を持つムベ。熟すと実の表面が赤紫に色づき,食べ頃を教えてくれます。アケビと違って実が裂けることはありませんが,実を割ってみると中身はアケビそっくりで,アケビの仲間(アケビ科)だとわかります。アケビが10月上旬に熟すのに対し,ムベはおよそ1か月遅れて熟します。また,アケビは落葉性ですが,ムベは常緑性で,写真のように葉は厚く光沢があり,濃い緑色をしています。沿岸部に多く,加唐島や松島にも多く自生しています。食べると長生きするとの言い伝えから「不老不死」の実として皇室にも献上されてきました。