スイセン
入力日
2019年11月15日
閲覧数
880
スイセン ヒガンバナ科
ヒガンバナ科の球根植物で,品種改良され,色や形が異なる多くの種類があります。写真はニホンズイセンです。多年草で,冬から春にかけて花が咲きます。日本では暖かい地方で海に近い土地に多く,加唐島でも野生化しています。全体が有毒で,葉がニラに似ているため,まれに食べられて激しい嘔吐を起こしたり,接触性皮膚炎症状を起こしたりする事例が報告されています。
学名の「ナルシサス」はギリシャ神話に登場する美少年の名前で、泉に映った自分の姿に恋をして毎日見つめ続けたらいつのまにか1本の花になってしまった話が有名です。”ナルシスト”の名はここからきており,そのためか,花言葉は『自己愛』『うぬぼれ』です。花の香りがとても良いため,多くの場所で植えられ,“水仙の里”などと称する観光地もあります。
「其(そ)のにほひ 桃より白し 水仙花」 松尾芭蕉