クサギ
入力日
2019年11月22日
閲覧数
707
クサギ シソ科
ウィキペディアでは,日当たりのよい原野などによく見られるシソ科の落葉小高木で葉に悪臭がある事からこの名がある,と書かれていますが,幾たび葉の嗅いでもそれほど臭くはなく,ゴマの香りさえしてきます。しかも若葉は山菜として食することができ,右のように可憐な花も咲かせ,十分鑑賞に値します。そのため,命名者の悪意すら感じてしまいます。
夏真っ盛りの時期に花を咲かせ,チョウなどがしばしば吸蜜に訪れ,秋には赤いガクに包まれた青紫色の実をつけ,実から採れる液は染料にもなります。優しく染まったブルーの色からは,この植物の名前など誰が想像できるでしょうか。