夢の実現に向かって たくましく挑戦する 児童生徒の育成

 

－ 郷土愛 主体性 協働 －

 

 

唐津市立加唐小中学校 校長 岩瀬 弘憲

 

 

 

本校は、玄界灘に浮かぶ佐賀県最北端の周囲12ｋｍ、面積2.8ｋ㎡の加唐島にある極小規模校です。加唐島の西方約２ｋｍには松島があり、そこからも児童生徒がスクールボートで通学しています。

地域や保護者の皆様の学校教育に対する関心や期待は非常に高く、学校行事や育友会活動には島民を挙げての協力があります。昔ながらのコミュニティが今も息づき、地域が一体となって子どもを育てる雰囲気に満ちています。その中で、子どもたちは素朴で礼儀正しく、生き生きと学び、活動しています。

本年度は、児童生徒会「ゆうき会」を３つの部会に分け、子どもたちがより主体的に活動できるようにしました。行事の運営や学校生活の改善に自ら考えて取り組む姿が少しずつ広がっています。また、授業づくりにおいても、一人ひとりと丁寧に向き合い、個別最適な学びを実現することを大切にしています。

児童生徒数は少ない学校ですが、その分、出番や役割は豊富であり、一人ひとりが学校の中心を担っています。主体的に学び、仲間と協働しながら夢に向かって挑戦する子どもたちの姿を、地域・保護者の皆様とともに温かく支えていきたいと思います。