校長室から

 

夢の実現に向かって たくましく 挑戦する 児童生徒の育成

- 郷土愛 自律 協働 -

 

                                                                    唐津市立加唐小中学校 校長 多久島 一仁

 

 本校は、玄界灘に浮かぶ佐賀県最北端の周囲12km、面積2.8k㎡の加唐島にある極小規模校です。加唐島の西方約2kmに周囲4km、面積0.63k㎡の松島があり(こちらにも分校がありますが、現在はまとまった数の就学年齢の児童生徒数がいないため休校となっています)、松島からはスクールボートを利用して児童が通学しています。

 地域や保護者の皆様の学校教育に対する関心や期待は大変高く、学校行事や育友会行事には島民を挙げての協力や支援があります。昔ながらのコミュニティが継承されており、地域が子どもを育てる雰囲気があります。そのため、子どもたちはみんな素朴で礼儀正しく、生き生きと活動しています。

 昨年度、休校となっていた中学校が今年度から復活しました。また、今年度、島留学生が4名加わり、全校児童生徒10名が在籍しています。常勤の教職員は、校長1名,小学校教頭1名,中学校教頭1名、小学校職6名、中学校職4名、事務職員1名,養護教諭1名,用務員1名、給食調理員2名の計18名です。

 授業はマンツーマンに近い形で行っており、一人一人のペースを大事にし、個別最適な学びができるようにしています。また、児童生徒会をはじめ、各種行事については、全校児童生徒で話し合ったり、協力し合ったりして、協働的な学びの実現を目指しています。

 児童生徒の数は少なく、とても小さな学校ですが、様々な場面で出番や役割が数多くあり、一人一人の存在感がとても大きな学校です。


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