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家庭学習のすすめ

〇予習復習は必ず学力を高めます。次のような方法は効果的です。

1予習・・・自分が分からないところをはっきりとさせる。

      例えば国語なら次の時間に行う教科書の場面を読む。感想を持つ。

      算数ならば一回自分の力で解いてみる。

      このような取り組みは授業当日の期待感をも高めることから効果があがりま   

      す。

2復習・・・予習で分からなかったことがどのように解決できたのかを見直す。

      例えば算数ならば、分からなかった問題がどのようにして解けるようになっ

      たのかを振り返ります。人生は紆余曲折あります。振り返ることで充実する

      と言われていますが、学習も同じです。友達のどんな一言で分かるように

      なったなどは友達関係もよくなります。振り返ることでいろんな良いことが

      起こります。

〇読書は考える力を高めます。

1選び方・・・本は出会いと同じです。子どもたちが読みたいと感じた本がベストです。

       本は図書館や本屋など様々ですが、友達の本棚も刺激になると思います。せっかく         

       買ったのに読まないということもあるでしょう。しかし、いずれ読む可能性もあり   

       ますし、大きくなった時に親の愛情も感じるでしょう。

       教科書で読んだ作者と同じ本を選ぶのはとても良いですし、「アリの行列」ならば  

       次は同じ昆虫のことについて書いてある本を読むのも良いと思います。親子で話し

       てみてください。

2読み方・・・どうしてその本を読もうと思ったのかを聞いてあげてください。子どもたちの関心

       がどの方向に伸びているかが分かると思います。次は最初の感想を聞いてくださ

       い。そして、もう一度読みたいと思ったことを聞いてみてください。子どもたちは

       読み返したりしながら答えると思います。

〇会話は学力を高めます。

1親子の会話・・・子どもたちが学校であったことや自分が感じたこと、疑問に思ったことを話し

         始めたら、うなずきながら聞いてください。自分の考えを表現することで子ど

         もたちは経験したことを価値づけします。この経験の価値づけは子どもたちの

         一生の宝となるでしょう。

2兄弟との会話・・・兄弟ではよくケンカもすることでしょう。手を出さない限りは見守ってく

          ださい。熱く自分の考えを訴えると思います。時々、論理的におかしいこと

          を互いに指摘しあうこともあるでしょう。兄弟ケンカはいずれなつかしい思

          い出に変化します。あまりにも続くときは子どもたちの言い分を整理してあ

          げてください。

3自分との対話・・・小学校4年生の頃から、少しずつ自分は何なのだろうと考え始めます。その答

          えはありません。しかし、それに気づくのは大人になってからでしょう。

          様々な出来事について自分はどのように感じているのかを見つめることはと

          ても大切です。静かな環境がそれを促進します。

〇自分の考えを書く

平原小学校では主に算数の時間に自力解決の力をつけています。その中で、自分の考えを説明する力を重点的に育てています。子どもたちは自分の考えをできる限り言葉にし伝えようとします。先日の研究授業においても1年生ですが、言葉での説明にチャレンジしていました。

自分の考えを書くことは、考えを整理することにつながります。そして、何が分かっていて、何が分かっていないのかに気づくことができます。この行為を面倒くさく感じる子どももいますが、客観的に説明できる力は社会に出て生きて働く力となります。自分のことを少しずつ分かること、そして、少しずつ変化しようとすること。とても大切なことだと考えています。

〇振り返る

振りかえってこれまでの道筋をたどってみることはとても有効です。一つの作品が完成するまでには、最初の作りたいと思った理由、途中でイメージと違った時の友達や先生のアドバイスでどのように変わったのか。完成品を見てどんな感想をもったのか。自分の気持ちを追って考えることで、次に同じようなことに取り組む場面で生かすことができます。よく、「しかる」ことの難しさを言いますが、失敗ではなくどんな収穫があったのかを振り返ることで社会に出ても生きて働く力となります。

 


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