
児童生徒の自殺予防について(文科大臣メッセージ)
入力日
2023年3月3日
内容
保護者の皆様へ
厚生労働省・警察庁の統計によると、令和4年における児童生徒の自殺者数は
過去最多の512人となり、極めて憂慮すべき状況にあります。特に高校生の
男子生徒の自殺者数は、前年に比べて大きく増加したことが分かっています。
また、学生の自殺者数も増加傾向にあります。
新年度には、児童生徒等の環境が大きく変化することもあり、この時期には、
不安や悩みを抱える児童生徒等が増えることが考えられます。
保護者や学校関係者、地域のみなさまにおかれましては、以下のような児童
生徒等の態度に現れる微妙なサインに注意を払っていただき、不安や悩みの
声に耳を傾けて適切に受け止めていただくとともに、学校、家庭、地域、警察
や医療機関などの関係機関等で緊密に連携し、不安や悩みを抱える児童生徒等
が孤立することのないよう、地域全体で支援していただきますようお願いいた
します。
(自殺直前のサインの例)
・これまで関心のあった事柄に対して興味を失う
・成績が急に落ちる
・注意が集中できなくなる
・身だしなみを気にしなくなる
・健康管理や自己管理がおろそかになる
・不眠、食欲不振、体重減少などさまざまな身体の不調を訴える
など
令和5年2月
文部科学大臣 永岡 桂子
閲覧数
380
ファイル