5月25日(火)の給食 日本の味めぐり~長崎県~
入力日
2021年5月25日
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本日の給食 ごはん 牛乳 長崎天ぷら 浦上そぼろ 白玉雑煮
今日の給食は、日本の味めぐりの給食です。
今回は、私たちがすんでいる佐賀県のおとなりの「長崎県」に昔から伝わる郷土料理「長崎しっぽく」料理を中心に紹介をします。
しっぽく料理のしっぽくとは、丸いテーブルのことをさします。しっぽく料理とは、その丸いテーブルの上にのった料理のことをいいます。
今から、約450年前に、初めてポルトガルの船が長崎の港にきてから、外国からの影響をうけて長崎風に工夫された料理です。テーブルの上の大きなお皿にのった、料理を思い思いに小皿にとって食べていきます。
今日の給食には、この卓袱料理の中から「長崎てんぷら」と「浦上そぼろ」という炒め物を取り入れました。「てんぷら」は、代表的な日本料理のひとつになっていますが、ポルトガルの油料理をまねて、作り出されたものです。長崎てんぷらは、てんぷらの衣にさとう、塩、酒を加えてよくねりまぜて、粘りをだして仕上げるので、さめてもしっとりとしたおいしさがあります。
そして、もう1品は、長崎県の島原地方に伝わる料理「具ぞうに」です。今から、約380年前にあった島原の乱のとき、大将であった天草四郎が、農民たちにおもちをたくわえさせて、山や海からいろいろな具をあつめて、雑煮をたき、栄養をとりながら3ヶ月も戦ったといわれています。
みなさんも、長崎県に行く機会があったら、ぜひ、長崎ならではの料理をみつけてみましょう。