【校長室より】「3月13日 有中のフィナーレを飾る感動の卒業式でした!」
入力日
2024年3月28日
内容
有中のフィナーレを飾る感動の卒業式でした!!
3月8日(金)に本校62年の歴史の最後を飾る第62回卒業証書授与式を開催しました。当日は、澄み切ったような空気の中、穏やかな春の日差しに包まれていました。まるで、卒業生の未来を祝福するかのような感じさえしました。
67名の卒業生を祝福するために、在校生、保護者、そしてたくさんの地域の皆様にもご臨席いただき、厳粛な中にもあたたかな空気の中で卒業証書授与式が始まりました。
卒業証書授与の際には、卒業生一人一人が思いを込めて「はい」という返事をしていました。この返事には、呼名をした担任の先生への思いはもちろん、これまで15年間、大切に育ててくれた保護者への感謝の思い、同級生や下級生、先生への惜別の思いなど、いろいろな思いを込めた言葉であったと思います。
在校生を代表して生徒会長の田中翔大さんが送辞を述べ、卒業生への感謝とこれからの人生へのエールを贈ってくれました。そして卒業生代表の答辞。卒業生を代表して白濱和佳子さんが、これまで中学校3年間の思い出、共に過ごした同級生への思い、下級生へのエール、これまで指導をしてもらった先生への感謝、そして、これまで深い愛情で育ててくれた保護者への思いを、涙を流しながら一生懸命に述べてくれました。聴いていた全員が胸に迫るすばらしい答辞だったと思います。そして、昨年度までコロナ禍の中、行われていなかった卒業式の歌を本年度は実施しました。最初に、卒業生による「仰げば尊し」アカペラでの三部合唱で立派に歌いきってくれました。そして全校生徒による「旅立ちの日に」。1番は在校生、2番は卒業生、そして最後を全校生徒で歌い上げ、体育館に響き渡る美しい合唱でした。閉式後には、卒業生による卒業合唱が行われました。1曲目は、合唱コンクールで学年全体で歌った「エール」を見事に歌いきりました。そして2曲目、中学校で歌う最後の合唱は「正解」です。卒業生一人一人の中学校生活の思い出、これから未来に進む強い決心などが込められていた感動的な合唱でした。
有中最後の卒業式、卒業生はもちろん、在校生や教職員、保護者や地域の皆様にとっても「今年で有明中学校がなくなるのか」という一抹の寂しさを禁じ得ないものになったと思います。しかし、これは一つの時代の終わりであると同時に、新しい始まりでもあります。これまで有明中学校で培われてきた思いや受け継がれてきた伝統や文化は、過去から現在、そして未来に受け継がれ、新しい白石中学校に繋がっていきます。そういう意味で1・2年生が伝統を受け継ぎながら新しい学校の文化を創造してくれることを楽しみにしています。有明中学校の62年間の思いのこもった感動の卒業式で、卒業生はもちろん、在校生、教職員、保護者の皆様一人一人の心に残るものであったと思います。この思い出を胸に、本校を巣立った卒業生の皆さんのこれからの未来が光り輝くものになることを心から祈念しています。閲覧数
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